午前:債券サマリー 先物は続落、米債券安が重荷

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市況

 12日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。トランプ関税による米物価への影響が懸念されるなか、日本が連休中の間に米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが重荷となった。

 トランプ米政権の関税政策がインフレを再燃させるとの見方が根強く、8日には米長期金利が4.28%に上昇。週明け11日も同水準で推移し、この流れが東京市場に波及するかたちで債券先物は寄り付き直後に一時138円43銭まで軟化した。その後は下げ渋る動きとなったが、日経平均株価の大幅高で投資家心理が好転していることから安全資産とされる債券は買われにくく戻りは限定的だった。

 午前11時の先物9月限の終値は、8日に比べて8銭安の138円54銭となった。一方、現物債市場で10年債の取引はまだ成立していない。

出所:MINKABU PRESS

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