話題株ピックアップ【昼刊】:ヨネックス、新電元、サンリオ
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■ヨネックス <7906> 3,790円 +700 円 (+22.7%) ストップ高買い気配 11:30現在 8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は59%増益で着地」が好感された。 ヨネックス <7906> [東証S] が8月8日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比59.5%増の59.5億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の85億円に対する進捗率は70.0%に達し、5年平均の46.0%も上回った。 ■新電元工業 <6844> 3,125円 +500 円 (+19.1%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ 新電元工業<6844>は急伸。前週末8日取引終了後、26年3月期連結業績予想について売上高を1083億円から1100億円(前期比3.9%増)へ、営業利益を24億円から33億円(前期1億2800万円)へ上方修正すると発表。これを好感した買いが入っている。一部需要の前倒しをした上期の状況などを踏まえて見直した。なお、会社側では米関税政策について上期に大きな影響なく推移しており、下期に関しても影響は大きく受けない前提としている。 ■アンビスHD <7071> 625円 +100 円 (+19.0%) ストップ高買い気配 11:30現在 東証プライム 上昇率2位 アンビスホールディングス<7071>はストップ高カイ気配。前週末8日取引終了後、診療報酬の不正請求問題を巡り、社外の独立した専門家で構成する特別調査委員会から報告書を受領したと発表した。調査の結果、「一部報道にあるような組織的な不正および不正請求の実態がないことが事実認定された」という。業績への影響額は「6300万円あまり」とわずかなことから過年度の有価証券報告書などの訂正は行わず、25年9月期第2四半期決算で全額引き当てを行う予定とした。これを手掛かりに買い戻しの動きが急速に強まっている。 ■三井金属 <5706> 7,643円 +950 円 (+14.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位 8日に決算を発表。「今期経常を7%上方修正」が好感された。 三井金属 <5706> [東証P] が8月8日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比61.7%減の100億円に大きく落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の410億円→440億円(前期は764億円)に7.3%上方修正し、減益率が46.3%減→42.4%減に縮小する見通しとなった。 ■ジャストシステム <4686> 4,440円 +535 円 (+13.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位 8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は24%増益で着地」が好感された。 ジャストシステム <4686> [東証P] が8月8日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比24.5%増の60.1億円に伸びた。 ■サンリオ <8136> 6,960円 +754 円 (+12.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位 サンリオ<8136>が急反発している。8日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高を1622億円から1688億円(前期比16.5%増)へ、営業利益を600億円から673億円(同29.9%増)へ、純利益意を420億円から475億円(同13.8%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各27円の年54円から中間・期末各30円の年60円へ引き上げたことが好感されている。グローバルでのサンリオキャラクター人気の高まりやさまざまな施策が奏功し、店舗やテーマパークにおいて外国人観光客及び国内客が増加していることが売上高を押し上げる。また、国内外のライセンス事業が、複数キャラクター戦略の好調継続により北米・中国を中心に大幅に伸長したことも利益押し上げに貢献する。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高430億9700万円(前年同期比49.1%増)、営業利益201億9800万円(同88.0%増)、純利益141億9000万円(同37.8%増)だった。20周年の「クロミ」や50周年の「マイメロディ」に加え、「2025年サンリオキャラクター大賞」で1位を獲得した「ポムポムプリン」など、「ハローキティ」以外のキャラクターの人気も高まったことで国内物販事業・ライセンス事業が大幅に伸長。北米や欧州、中国などでライセンス事業が伸長したことも寄与した。 ■セイコーグループ <8050> 4,855円 +520 円 (+12.0%) 一時ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率9位 セイコーグループ<8050>が一時ストップ高まで買われた。同社は8日取引終了後、26年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の225億円から235億円(前期比10.6%増)に引き上げた。売上高予想も3120億円から3140億円(同3.0%増)に上方修正。足もとでエモーショナルバリューソリューション事業(EVS事業)とデバイスソリューション事業(DS事業)がともに好調なことが主な要因だとしている。また、中間配当と期末配当をそれぞれ従来計画比5円増額の60円にすることもあわせて発表。これにより、年間配当は120円(前期は100円)となる。 ■NITTOKU <6145> 2,237円 +227 円 (+11.3%) 11:30現在 NITTOKU<6145>が急反発し23年10月以来約1年10カ月ぶりの高値をつけている。8日の取引終了後に26年3月期の連結業績予想について、売上高を380億円から400億円(前期比20.2%増)へ、営業利益を22億8000万円から33億円(同2.9倍)へ、最終利益を15億円から21億円(同60.6%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各21円の年42円から中間・期末各25円の年50円(前期42円)へ引き上げたことが好感されている。追加的な仕様変更などにかかるコストの価格転嫁、要素技術の進化やユニットの標準化などによるコストの低減、サプライチェーンの再構築などの取り組みにより、足もと業績が従来予想を上回る水準で推移していることが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高63億3700万円(前年同期比46.7%増)、営業利益3億3800万円(前年同期6億1100万円の赤字)、最終利益2億4300万円(同3億4500万円の赤字)で着地した。 ■藤倉コンポジット <5121> 1,827円 +175 円 (+10.6%) 11:30現在 8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は39%増益で着地」が好感された。 藤倉コンポジット <5121> [東証P] が8月8日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比38.8%増の16.6億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の25億円に対する進捗率は66.5%に達し、5年平均の39.9%も上回った。 ■サイバーエージェント <4751> 1,754円 +156 円 (+9.8%) 11:30現在 サイバーエージェント<4751>の上値追い鮮烈。7月1日につけた年初来高値1677円も一気に払拭し、時価は22年1月以来3年7カ月ぶりの高値圏に突入している。前週末8日取引終了後、25年9月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の420億円から660億円(前期比65%増)に大幅増額した。ゲーム事業が好調で、新規タイトルの貢献に加え既存タイトルの健闘が収益押し上げ要因となっており、ネットTVの「ABEMA(アベマ)」を中心としたメディア事業も順調で商機が高まっている。これを受けてファンド筋など大口の投資マネーが食指を動かしているもようだ。 ■GMO-FG <4051> 5,560円 +490 円 (+9.7%) 11:30現在 8日に決算を発表。「今期最終を12%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額」が好感された。 GMOフィナンシャルゲート <4051> [東証P] が8月8日大引け後(15:31)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年9月期第3四半期累計(24年10月-25年6月)の連結最終利益は前年同期比44.5%増の13.5億円に拡大した。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→90円(前期は62円)に増額修正した。 ■シャープ <6753> 843.6円 +73.8 円 (+9.6%) 11:30現在 シャープ<6753>は大幅高で5日続伸している。8日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆8500億円から1兆8700億円(前期比13.4%減)へ、営業利益を200億円から300億円(同9.7%増)へ、最終利益を100億円から320億円(同11.3%減)へ上方修正し、営業減益予想から増益予想としたことが好感されている。第1四半期(4~6月)において、PC事業で官公庁・自治体向けが大幅に伸長したほか、LCM(ライフサイクルマネジメント)機能の提案などが奏功して大企業向けも増収となるなど計画を上振れたことが要因。また、為替差益や持ち分法による投資利益なども織り込んだ。同時に発表した第1四半期決算は、売上高4724億9000万円(前年同期比11.2%減)、営業利益153億200万円(前年同期58億1000万円の赤字)、最終利益272億3900万円(同12億8500万円の赤字)だった。PC事業の好調のほか、ディスプレイデバイス事業で米国関税の駆け込み需要のあった車載向けやパソコン・タブレット向けが伸長したことなどが寄与した。 ■プロシップ <3763> 3,480円 +290 円 (+9.1%) 11:30現在 8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地」が好感された。 プロシップ <3763> [東証P] が8月8日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の5.8億円に急拡大し、通期計画の24.6億円に対する進捗率は5年平均の11.5%を上回る23.9%に達した。 ■木村工機 <6231> 10,950円 +890 円 (+8.9%) 11:30現在 木村工機<6231>は大幅に4日続伸し、上場来高値を更新した。同社は8日取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の単独決算を発表。営業利益は前年同期比20.5%増の9億8800万円となり、通期計画に対する進捗率は26.1%となった。また、第1四半期末時点の受注残高が同24.4%増の70億5000万円となっていることも好材料視されているようだ。売上高は同5.1%増の39億100万円で着地。産業分野では職場環境改善、製品品質管理などを目的とした高性能タイプ空調機の売り上げが増加したほか、保健分野では公共施設へ大空間向け空調機の販売が堅調に推移した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。 ●ストップ高銘柄 日本鋳鉄管 <5612> 1,908円 +400 円 (+26.5%) ストップ高 11:30現在 クラスターテクノロジー <4240> 393円 +80 円 (+25.6%) ストップ高 11:30現在 ジオマテック <6907> 950円 +150 円 (+18.8%) ストップ高 11:30現在 不二製油 <2607> 3,302円 +500 円 (+17.8%) ストップ高 11:30現在 アドバネクス <5998> 993円 +150 円 (+17.8%) ストップ高 11:30現在 など、17銘柄 ●ストップ安銘柄 揚羽 <9330> 905円 -300 円 (-24.9%) ストップ安 11:30現在 BTM <5247> 1,036円 -300 円 (-22.5%) ストップ安 11:30現在 リベルタ <4935> 2,370円 -700 円 (-22.8%) ストップ安売り気配 11:30現在 以上、3銘柄 株探ニュース