午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利3.030%と30年ぶりの高さ

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市況

 15日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。中東情勢の先行き不透明感を背景とした米原油先物や米長期金利の上昇が影響し、寄り付きから売りが優勢だった。

 サウジアラビアが11日にペルシャ湾から紅海に原油を送る東西パイプラインが攻撃を受けて操業を停止したと明らかにしたほか、14日に予定されていたイランと湾岸諸国とのホルムズ海峡の管理を巡る会合が延期されたことで、エネルギー供給の停滞懸念が一段と強まっている。14日の米原油先物相場は期近の10月物が一時1バレル104ドル台後半と5月中旬以来の高水準をつけ、インフレ圧力が高まるとの見方から米長期金利は一時5.01%と2年11カ月ぶりの水準に上昇。これが円債の逆風となったほか、原油高を通じた国内物価の上振れリスクが警戒されたことも売りを促した。この日に実施された20年債入札を無難に通過したことを手掛かりに買いが入る場面もあったが、時間外取引で米原油先物と米長期金利が上げ幅を広げたことが重荷となる形で失速。ブルームバーグ通信が「高市早苗政権が防衛費を国内総生産(GDP)比3.5%に増額する新たな中期目標の設定を検討している」と報じると財政拡張が意識され、債券先物は124円72銭まで下押す場面があった。なお、20年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が15銭と前回(8月20日)の17銭から縮小し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.01倍と前回の3.98倍をやや上回った。

 先物12月限の終値は、前日比34銭安の124円82銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.035%高い3.030%と1996年9月以来の高さで推移している。

出所:MINKABU PRESS

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