29日の株式相場見通し=強弱観対立、アジア株や米株先物に左右される展開か

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市況

 29日の東京株式市場は強弱観対立、前週末終値を挟んで上下に不安定な値動きとなることが予想される。前週末に日経平均株価は3000円あまりの急落をみせたが、下げの理由はこれまで相場の牽引役であったAI関連や半導体関連銘柄が集中的に売られたこと。プライム市場全体では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っていた。きょうは、前週末に売り込まれたAI・半導体株がどういった値動きを示すかにマーケットの視線が集中することになる。

 前週末の欧州株市場ではドイツの主要株価指数であるDAXをはじめ総じて軟調だった。波乱の地合いとなったアジア株のリスク回避ムードが継続し、ドイツでは半導体大手インフォニオンテクノロジーズなどに売りがかさんだ。米オープンAIがIPOの延期を検討していると伝わったことが、投資家のセンチメントを冷やしている。米国株市場ではNYダウが3日ぶりに反落した。AI関連が売られた一方、原油先物価格の低下を背景に景気敏感株やディフェンシブ関連の一角などが買われ全体相場を支えた。原油市況下落についてはサウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコが、ペルシャ湾岸の港で原油積み込みを4カ月ぶりに再開したと伝わったことで、エネルギー輸送コストの安定化に向けた期待が反映された。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は5日続落と下値模索が続いているが、一部で押し目買いの動きも観測され下落幅は縮小傾向に。きょうの東京市場では韓国や台湾市場などアジア株の動向や、米株価指数先物の値動きに一段と左右されやすい。

 26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比44ドル51セント安の5万1876ドル11セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同60.99ポイント安の2万5297.61だった。

日程面では、きょうは5月の商業動態統計(速報値)が発表される。海外では7月1日までの日程でECBフォーラムが開催される。

出所:MINKABU PRESS

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