16日の株式相場見通し=続伸か、7万円大台目前もニュースフローには注意が必要
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16日の東京株式市場はAI・半導体主力株を中心に根強い買いが続きそうだ。日経平均株価は前日に歴代2位となる3300円弱の上げ幅で6万9000円台に歩を進め初の7万円台を視界に捉えており、この大台ライン突破を巡る思惑が錯綜している。目先スピード警戒感は強いもののショート筋の買い戻しが浮揚力となり、頑強な地合いが想定される。前日の欧州株市場は高安まちまちながら、ドイツの主要株価指数であるDAXは1%強の上昇で3日続伸と強さを発揮。米国とイランが戦闘終結に向け覚書を交わすことで合意したとの報道を受け、地政学リスクの後退が投資家心理改善につながった。ドイツ銀行など金融株や、SAPなどソフトウェア関連株にも買いが波及し全体指数を押し上げた。米国株市場ではNYダウが3連騰、今月4日につけた史上最高値を7営業日ぶりに更新した。トランプ米大統領が14日にイランと戦闘終結で合意したと自身のSNSに投稿、翌15日には米国とイランの両国で戦闘終結に関する覚書に署名したことを米政府高官が明らかにした。ホルムズ海峡の即時解放に伴い、経済へのデメリットが解消されるとの見方が強気相場に拍車をかけた格好だ。原油先物価格の急落を受け半導体セクターの主力株の物色人気も旺盛で、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3%あまりの大幅高、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5.4%高の急騰を演じ、6月3日以来となる最高値を更新した。東京市場では長期金利の急低下が株式の相対的な割高感を緩和していることもポジティブに作用する。一方、米国とイランの和平が本当に成立しているかを見極める必要があり、ホルムズ海峡を巡るニュースフローには引き続き注意が肝要となる。 15日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比468ドル77セント高の5万1671ドル03セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同795.09ポイント高の2万6683.94だった。 日程面では、きょうは日銀金融政策の結果発表と(植田和男日銀総裁の代理で記者会見する)内田真一副総裁の発言内容に耳目が集まる。海外では5月の中国鉱工業生産、5月の中国小売売上高、オーストラリア中銀の政策金利発表、6月のZEW独景気予測指数、5月の米住宅着工・許可件数などが予定されている。 出所:MINKABU PRESS