今週の【早わかり株式市況】大幅続伸、AI軸に物色広がり6万6000円台到達

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市況

■今週の相場ポイント
 1.日経平均は2週続伸、6万6000円台に到達
 2.リスクオン継続、TOPIXも最高値更新
 3.利益確定の動き出ても下値では押し目買い
 4.中東警戒が再燃する場面も、相場は一時急落
 5.村田製・太陽誘電が急伸、電子部品株に脚光

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比2990円(4.7%)高の6万6329円と、2週連続で大幅上昇した。

 今週もリスクオンの地合いをキープ。週明け月曜にロケットスタートを切った後、上昇一服となったものの売り物をこなし切り、週末金曜に再び上げ足を加速させた。AIを軸とした物色に広がりがみられ、出遅れていたTOPIXも最高値を更新した。

 25日(月)の日経平均は急伸。米国とイランの戦闘終結が近いとの思惑が広がり、引き続きリスク選好の流れとなった。日経平均が連日で史上最高値を更新するなか、この日はTOPIXも上昇し約3ヵ月ぶりに最高値を更新した。26日(火)は反落。相場の牽引役である半導体セクターに利益確定の動きが表面化した。終始軟調なムードだったが、下値では押し目買いの動きも観測された。27日(水)はわずかながらプラス圏で着地。前日の米ハイテク株高に追随し朝方は買い優勢の地合いで、日経平均は6万6000円台半ばまで上昇する場面があった。しかし、その後は上値の重さが意識され、次第に値を消す展開となった。28日(木)は下落。前場こそ底堅く推移していたが、後場に入って急速に地合いが悪化。大引けにかけて持ち直したもののリスク回避ムードは拭えなかった。米国がイランの軍事施設へ新たな攻撃を行い、それに対してイラン側が報復攻撃に出たことが伝わり、にわかに中東情勢への警戒感が再燃した。日経平均の下げ幅は一時1100円を超えた。個別では半導体と同じくAI需要の恩恵を受けるセクターとして電子部品株に投資資金が集中。村田製作所 <6981> [東証P]、太陽誘電 <6976> [東証P]などが急伸し、脚光を浴びた。29日(金)は大幅反発。米国とイランの戦闘終結交渉が暫定合意に達したと伝わり、市場センチメントが急改善。一転して買い戻しの動きが強まった。

■来週のポイント
 来週は米イラン間の停戦延長が株式市場にポジティブに作用することが予想される。日経平均は未踏の6万6000円台に一気に乗せ過熱感も警戒されるところだが、イラン情勢が急激に悪化しない限りは下値は固そうだ。

 重要イベントとしては、国内では1日朝に発表される1-3月期法人企業統計調査、5日朝に発表される4月全世帯家計調査、4月景気動向指数が注目される。海外では1日に発表される米国5月ISM製造業景気指数、3日に発表される米国5月のADP雇用統計のISM非製造業景気指数、5日に発表される米国5月雇用統計に注視が必要だろう。

■日々の動き(5月25日~5月29日)

【↑】   5月25日(月)―― 3連騰、半導体関連が買われ連日の最高値
 日経平均 65158.19( +1819.12、+2.87)  売買高24億2888万株 売買代金 10兆536億円

【↓】   5月26日(火)―― 4日ぶり反落、半導体関連の一角で利益確定売り
 日経平均 64996.09( -162.10、-0.25)  売買高23億6792万株 売買代金 9兆8088億円

【↑】   5月27日(水)―― 小反発、一時6万6000円乗せも後場に値を消す
 日経平均 64999.41( +3.32、+0.01)  売買高24億6133万株 売買代金 11兆643億円

【↓】   5月28日(木)―― 反落、中東情勢の警戒再燃で売り優勢
 日経平均 64693.12( -306.29、-0.47)  売買高26億873万株 売買代金 10兆8678億円

【↑】   5月29日(金)―― 急反発、米株高を受け初の6万6000円台乗せ
 日経平均 66329.50( +1636.38、+2.53)  売買高46億212万株 売買代金 16兆3127億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、22業種が上昇
 (2)値上がり率トップはSUMCO <3436> など金属製品
 (3)太陽誘電 <6976> など電機、日産自 <7201> など自動車、セイコーG <8050> など精密機器といった輸出株が高い
 (4)内需株は関電工 <1942> など建設、スカJSAT <9412> など情報通信、OLC <4661> などサービスが上昇
 (5)三菱UFJ <8306> など銀行、SBI <8473> など証券、ライフネット <7157> など保険といった金融株は下落
 (6)原油安の影響受けINPEX <1605> など鉱業が値下がり率トップ。資源株は三菱商 <8058> など大手商社も安いが出光興産 <5019> など石油は上昇

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
 1(1) 半導体 ── 世界的なAI投資拡大でスーパーサイクル突入か
 2(2) 宇宙開発 
 3(19) 量子コンピューター 
 4(3) 人工知能 
 5(4) フィジカルAI 
 ※カッコは前週の順位

株探ニュース

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