株価指数先物【寄り前】 ソフトバンクグループを睨んでのロング対応
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大阪3月限ナイトセッション 日経225先物 65510 +370 (+0.56%) TOPIX先物 3941.0 -1.5 (-0.03%) シカゴ日経平均先物 65620 +480 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 26日の米国市場は、NYダウが4日ぶりに反落した一方で、 S&P500とナスダックは4日続伸し最高値を更新。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が順調に進んでいるとの思惑で買いが先行したが、米国は自衛のためにイランのミサイル発射基地や機雷敷設を試みたイランの船舶を攻撃したと伝わるなか、交渉の行方を見極めたいとして主力株の一角に持ち高調整の売りが出たことでNYダウは下落に転じた。ただ、人工知能(AI)への成長期待から半導体株などに買いが入り、相場を支える形になった。フィラデルフィア半導体株(SOX)指数は5日続伸し、5%を超える上昇で最高値を更新している。 NYダウ構成銘柄は、キャタピラー、ハネウェル・インターナショナル 、スリーエム 、シャーウィン・ウイリアムズ 、ナイキ が買われた。半面、シェブロン 、ユナイテッドヘルス・グループ 、メルク 、シスコシステムズ 、ウォルマート が軟調。半導体関連株ではアナリストによる目標株価引き上げが伝わったマイクロン・テクノロジー の上昇率が20%に迫ったほか、ランバス 、オン・セミコンダクター 、テラダイン 、アーム・ホールディングス 、アプライドマテリアルズ の上昇が目立った。 シカゴ日経平均先物の清算値は、大阪比480円高の6万5620円だった。26日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比140円安の6万5000円で始まった。直後につけた6万4990円を安値にロング優勢の流れが強まり、ほどなくして6万5600円台を回復すると、その後は6万5400円~6万5600円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後に6万5240円まで上げ幅を縮める場面もあったものの、終盤にかけて上へのバイアスが強まり6万5670円まで上げ幅を広げた。終了間際に利食いの動きがみられ、日中比370円高の6万5510円でナイトセッションの取引を終えている。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まることになろう。米国市場では半導体やAI関連株の物色が強まっていることで、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株に資金が集中しやすく、日経平均型優位の相場展開が見込まれる。また、足もとで上昇ピッチを強めているソフトバンクグループ<9984>[東証P]の時価総額は26日時点で44兆7866億円まで膨れており、時価総額トップのトヨタ自動車<7203>[東証P]の47兆7324億円に肉薄している。ファンドによる保有比率積み増しへの思惑も高まりやすく、指数インパクトの大きさから先物市場への影響が大きくなりそうだ。 日経225先物は上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(6万5540円)での攻防をみせている。同バンドを下回る局面では短期的なショートを誘う可能性があるが、ソフトバンクグループを筆頭に半導体やAI関連株への資金流入が継続するなかでは、ショートからのエントリーは控えておきたい。+2σに沿ったトレンド形成が続くことで、+3σ(6万7590円)とのレンジに移行する可能性もあるため、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。そのため、オプション権利行使価格の6万5000円から6万6500円のレンジを想定する。 26日の米VIX指数は17.01(25日は16.59)に上昇した。一時17.23まで切り上がる場面もみられたが、ボトム圏での推移を継続。25日移動平均線(17.72)、200日線(18.42)から下放れる形状をみせており、リスク選好に傾かせよう。 26日のNT倍率は先物中心限月で16.52倍(25日は16.56倍)に低下した。一時16.62倍まで切り上がる場面もみられたが、その後はアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]などの下げが日経平均型の重荷になった。ただ、+2σ(16.56倍)を挟んでの推移であり、いったんはリバランスが入りやすい水準だろう。米国市場の流れを引き継ぐなかで、+3σ(16.84倍)に接近する展開も意識しておきたい。 株探ニュース