株価指数先物【寄り前】 TOPIX型へのリバランスの動きを見極め
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大阪3月限ナイトセッション 日経225先物 65250 +230 (+0.35%) TOPIX先物 3926.0 +10.5 (+0.26%) シカゴ日経平均先物 65195 +175 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 27日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。イラン国営テレビの報道として、米国とイランの戦闘終結に向けた覚書の枠組み案が伝えられた。これによるとイランは1カ月以内にホルムズ海峡の航行を軍事衝突前の水準まで回復させ、米国は海上封鎖を解除するという。この報道を受けてWTI原油先物が1バレル=88ドル台に下落したことが支援材料となった。ただ、その後ホワイトハウスは「事実ではない」と報道を否定しており、一時上げ幅が300ドルを超えたNYダウはその後不安定な値動きになっている。 NYダウ構成銘柄はプロクター・アンド・ギャンブル、アマゾン・ドット・コム 、ボーイング 、ホーム・デポ 、ナイキ が買われた。半面、JPモルガン・チェース 、トラベラーズ 、シェブロン 、エヌビディア 、セールスフォース が軟調。前日に時価総額が1兆ドルに達したマイクロン・テクノロジー は3%を超す上昇となったが、半導体関連株の一角に利益確定の売りが出たことで、フィラデルフィア半導体株(SOX)指数は6日ぶりに反落。 シカゴ日経平均先物の清算値は大阪比175円高の6万5195円だった。27日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比270円高の6万5290円で始まった。ロング優勢の流れが強まり、6万5590円まで上昇。買い一巡後は軟化し、米国市場の取引開始後には6万4760円まで売られる場面もみられた。ただ、終盤にかけては再びロングが強まったことでプラス圏を回復し、日中比230円高の6万5250円でナイトセッションの取引を終えている。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まることになろう。米国市場はイラン情勢を巡る報道に振られやすい状況であり、半導体の一角には利食いもみられていた一方で、原油先物価格の下落を受けて景気敏感株などが買い戻されたため、ややリバランスの動きが意識されそうだ。 日経225先物はナイトセッションで6万5590円まで買われる場面もみられたが、ボリンジャーバンドの+2σ(6万5820円)が上値抵抗として意識されやすいだろう。バンドが上向きで推移していることでバンドに沿った形のトレンドを形成しているが、上値追いのロングを手控えさせる可能性はありそうだ。 昨日はソフトバンクグループ<9984>[東証P]が高値更新後に軟化したことで先物市場でもロング解消に向かわせたが、アドバンテスト<6857>[東証P]と東京エレクトロン<8035>[東証P]の上昇が日経平均株価を支えていた。引き続き半導体やAI(人工知能)関連株を睨んでの相場展開になりそうだが、6万5000円固めからの押し目狙いのロング対応に向かわせよう。 また、+2σ水準が抵抗になるようだと、+1σ(6万3750円)を射程に入れたショートを誘う可能性はあろう。ただ、米国同様に景気敏感株やディフェンシブ株に資金が向かう形でのリバランスをみせてくることで、底堅さは意識されやすいと考えられる。そのため、オプション権利行使価格の6万4500円から6万6500円のレンジを想定する。 27日の米VIX指数は16.29(26日は17.01)に低下した。一時17.18まで切り上がる場面もみられたが、下向きで推移する25日移動平均線(17.61)が抵抗線として機能している。200日線(18.42)からも下放れる形状となるなかで、リスク選好に傾かせよう。 27日のNT倍率は先物中心限月で16.60倍(26日は16.52倍)に上昇した。一時16.77倍まで切り上がり、上向きで推移する+2σ(16.65倍)を突破する場面もみられた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇が目立つ一方で、東証プライムの過半数の銘柄が下落するなか、NTロングに振れやすい状況だった。+2σを捉えたことで、いったんはNTロングを巻き戻す形でリバランスが入るかを見極めたい。 株探ニュース