株価指数先物【寄り前】 原油相場を睨むなかでのロング対応に

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先物

大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 63280 -60 (-0.09%)
TOPIX先物 3888.5 -5.5 (-0.14%)
シカゴ日経平均先物 63335 -5
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 22日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。米国・イランの交渉が進展しているとの見方から幅広い銘柄に買いが入った。パキスタン当局が、同国のムニール陸軍元帥がイランの首都テヘランに到着したと明らかにしたことで、イランと詰めの調整に入る可能性があると伝えられた。WTI原油先物価格は小幅に上昇したが、1バレル=100ドル台を下回っていることが安心材料として受け止められた。

 S&P500業種別指数は自動車・同部品、医薬品・バイオテクノロジー、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、食品・生活必需品小売、メディア、小売が下落。NYダウ構成銘柄ではメルク、セールスフォース、シスコシステムズ、ハネウェル・インターナショナル、キャタピラーが買われた。半面、エヌビディア、ウォルマート、アマゾン・ドット・コム、マクドナルド、ウォルト・ディズニーが軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比5円安の6万3335円だった。22日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比30円安の6万3310円で始まった。その後は日中の大幅上昇に対する利益確定の動きが優勢となり、6万2860円まで売られる場面もみられた。売り一巡後はロングの動きが強まっており、米国市場の取引開始後にプラス圏を回復すると、中盤にかけて6万3810円まで上げ幅を広げた。ただ、終盤にかけて持ち高調整により軟化し、日中比60円安の6万3280円でナイトセッションの取引を終えている。

 トランプ米大統領は23日、イランとの和平合意に関する覚書についてほぼまとまると自身のSNSに投稿した。ホルムズ海峡の封鎖は解除されると述べたことで、サンデー原油では1バレル=90ドルを割り込む場面もみられた。これが材料視されることで、ロング優勢の相場展開が見込まれそうだ。25日の米国市場は戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)の祝日で休場となる。買い一巡後は祝日明けの米国市場の反応を見極めたいとする模様眺めムードが強まる可能性はあるものの、原油安を受けた初動反応として、上へのバイアスが強まる展開が期待される。

 日経225先物は先週後半の強い上昇により、ナイトセッションでボリンジャーバンドの+1σ(6万2500円)と+2σ(6万4150円)とのレンジに移行した。14日につけた6万3860円接近では強弱感が対立する可能性はあるが、報道によると米国とイランが60日間の停戦延長を含む合意に近づき、この期間中はホルムズ海峡の航行が再開されると伝えられている。公式な発表待ちで積極的な売買は手控えられるものの、短期的なショートは避け、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。

 +1σと+2σのレンジにおいて、+2σを射程に入れたトレンド形成が意識されやすいため、オプション権利行使価格の6万2500円から6万4500円でのレンジを想定する。

 22日の米VIX指数は16.70(21日は16.76)に低下した。前週は18日に一時19.44まで急伸する場面もみられたが、その後は下げに転じており、25日移動平均線(17.91)、200日線(18.40)が上値抵抗線として機能していた。両線から下放れる形状をみせてきたことで、リスク選好に傾かせよう。

 22日のNT倍率は先物中心限月で16.26倍(21日は15.98倍)に上昇した。20日には一時15.62倍まで下げており、25日線割れから-1σ(15.52倍)に接近する場面もみられた。しかし、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]の急伸に加え、週末に指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株のリバウンドが強まったことで、25日線突破から+1σ(16.20)を上回ってきている。いったんはリバランスが意識されるものの、方向性としては+2σ(16.47倍)を意識したNTロングに振れやすくなりそうだ。

株探ニュース

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