株価指数先物【寄り前】 半導体やAI関連株への物色継続でロング優勢

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先物

大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 63490 +180 (+0.28%)
TOPIX先物 3923.5 +8.0 (+0.20%)
シカゴ日経平均先物 63420 +110
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 13日の米国市場は、NYダウが下落した一方で、 S&P500、ナスダックは上昇。4月の米卸売物価指数(PPI)は前月比1.4%上昇と、市場予想(0.5%上昇程度)を大きく上回る伸びとなった。12日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)も予想を上回るなど、インフレ懸念が相場の重荷となるなかで、NYダウの下落幅は一時300ドルを超えた。ただ、米中首脳会談を控えていることで終盤にかけて買い戻しが優勢となり下げ幅を縮めたほか、半導体やAI(人工知能)関連株が買われ、S&P500指数、ナスダック指数が最高値を更新。フィラデルフィア半導体株(SOX)指数は2.5%を超える上昇だった。

 NYダウ構成銘柄ではジョンソン・エンド・ジョンソン、スリーエム、シスコシステムズ、エヌビディア、アマゾン・ドット・コムが買われた。半面、セールスフォース、ホーム・デポ、IBM、ビザ、シャーウィン・ウィリアムズが軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比110円高の6万3420円だった。13日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比20円高の6万3330円で始まった。その後はショートが優勢となり、6万2720円まで売られた。ただ、米国市場の取引開始後にロングが強まると終盤にかけてプラス圏を回復。引け間際には6万3500円まで買われ、6万3490円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行することになろう。米国市場では半導体やAI関連株が買われており、前日に日経平均株価の重荷になっていたアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]などの買い戻しが意識されそうだ。また、昨夕決算を発表したソフトバンクグループ<9984>[東証P]は、ADR(米預託証券)で3%あまり上昇していたことで、日経平均型を牽引することが見込まれる。

 もっとも、米中首脳会談の行方を見極めたいとして積極的な売買は手控えられやすく、買い一巡後は次第に膠着感が強まりそうだ。イラン情勢が首脳会談の議題の1つになる見通しであるが、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)やエヌビディアのジェンスン・フアンCEOらが同行していることもあり、対中ビジネス拡大への期待感から半導体やAI関連株には資金が向かいやすくなりそうだ。

 日経225先物は上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(6万1980円)と+2σ(6万4690円)によるレンジを継続。楽観は禁物だが押し目待ち狙いのロングが入りやすいとみられ、底堅さが意識されるなかでオプション権利行使価格の6万3000円から6万4500円のレンジを想定する。

 13日の米VIX指数は17.87(12日は17.99)に低下した。一時18.40まで切り上がる場面もみられたが、25日移動平均線(18.20)、200日線(18.36)を下回って終えており、リスク選好に向かわせやすいだろう。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で16.16倍(12日は16.19倍)に低下した。16.11倍とボリンジャーバンドの+1σ(16.17倍)を割り込んで始まり、一時16.03倍まで下げている。ただ、その後は指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が下げ渋るなかで、リバランスが入る形になった。+1σを早い段階で回復するようだと、再びNTロングに振れやすくなりそうだ。





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