30日の株式相場見通し=大幅続落か、NYダウ下値模索続きリスク回避ムード

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市況

 30日の東京株式市場は主力株を中心に利益確定の売りが続く展開となり、日経平均は大幅続落しそうだ。これまで相場を牽引してきたAI・半導体関連の値がさ株の利食い急ぎの動きが全体指数の押し下げ要因となりそうだ。前日の欧州株市場では独DAXや仏CAC40、英FTSE100など主要国の株価指数が総じて軟調だった。DAXは8日続落となり調整色が強い。中東での戦闘終結へ向けた米国とイランの協議に進展が見られないなか、投資マネーのリスク回避姿勢が強まっている。また、ドイツ銀行<DB>が決算発表を受け、自己資本比率がコンセンサスを下回ったことなどが嫌気され売られたことも市場センチメントを冷やした。米国株市場でもハイテク株は利益確定売りをこなし底堅さをみせる銘柄が多いものの、景気敏感株を中心に値を下げる傾向が強くNYダウは5日続落した。ダウは5日移動平均線を陰線で下放れ、同移動平均線も下向きに変わっていることから目先トレンド転換が警戒されるムードとなっている。この日に発表されたFOMCの結果は、政策金利の3.50~3.75%で据え置くことを決めた。なお、パウエルFRB議長は5月15日の任期終了後も当面はFRB理事としてとどまることを表明した。ホルムズ海峡の開放を巡っては依然として不透明感が強く、この日はWTI原油先物価格が急伸をみせ、終値ベースで1バレル=107ドル近くまで上昇しており、投資家の気勢を削いだ。引け後に発表されたアルファベット<GOOGL>、マイクロソフト<MSFT>の決算はいずれも市場予想を上回る内容だった。ただ、時間外でアルファベットは大幅高に買われる一方、マイクロソフトは売り優勢と明暗を分けている。東京市場では欧州や米株市場で調整ムードが強まっていることを受け終日売りに押されそうだ。外国為替市場で急速に円安方向に触れているが、これがポジティブ材料として働くかは微妙である。

 29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比280ドル12セント安の4万8861ドル81セントと5日続落。ナスダック総合株価指数は同9.44ポイント高の2万4673.24だった。

 日程面では、きょうは3月の鉱工業生産速報値、3月の商業動態統計、3月の自動車輸出実績、3月の建機出荷、3月の住宅着工統計、4月の消費動向調査など。海外ではECB理事会の結果発表、英中銀の金融政策委員会の結果発表、1~3月の米実質GDP速報値、3月の米個人所得・個人消費支出・PCEデフレーターなど。

出所:MINKABU PRESS

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