話題株ピックアップ【夕刊】(2):エスコン、アイピーエス、MIXI
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■エスコン <8892> 1,200円 +64 円 (+5.6%) 本日終値 エスコン<8892>は大幅に3日続伸。前週末24日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は1450億円(前期比5.8%増)、最終利益予想は140億円(同14.8%増)とした。期末一括配当予想は5円増配の53円としており、これらを好感した買いが集まった。住宅分譲事業における販売単価上昇による高付加価値化の継続や、不動産開発事業における開発利益の最大化を目標とする戦略的な売却の推進などを計画している。なお、26年3月期は売上高が1370億2900万円(前の期比20.6%増)、最終利益が121億9100万円(同8.9%増)だった。 ■アイ・ピー・エス <4390> 3,285円 +125 円 (+4.0%) 本日終値 アイ・ピー・エス<4390>が大幅高。生成AI市場の急成長を背景に、米国のハイパースケーラーなどを中心とする光海底ケーブルへの投資需要が盛り上がりを見せつつある。光海底ケーブルは、ビッグデータなどに基づく膨大な情報量をこなすうえで、国際間をつなぐ大動脈に位置付けられ、インフラ拡充が必至となっている。日本ではNEC<6701>が主役を担うが、その周辺株にも商機が巡っている。そのなか、アイピーエスはフィリピンで国際データ通信回線や企業向けネット接続ビジネスを主力展開するが、日本、フィリピン、シンガポールを結ぶ新たな国際海底ケーブル「Candle(キャンドル)」のコンソーシアム形式による共同建設に参画している。このプロジェクトのサプライヤーはNECで、米ビッグテックの一角を担うメタ・プラットフォームズがパートナー企業の1社ということもあって、中期的にビジネスチャンスが広がる可能性も期待され、足もと投資資金を誘引する背景となっている。 ■MIXI <2121> 2,613円 +93 円 (+3.7%) 本日終値 MIXI<2121>が大幅高で6日ぶりに反発。前週末24日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の1680億円から1710億円(前の期比10.4%増)へ、営業利益が200億円から220億円(同17.3%減)へ、純利益が130億円から170億円(同3.4%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。スポーツセグメントのベッティング事業などが好調に推移したことに加えて、営業外収益に為替差益を計上したことが寄与した。 ■カナデビア <7004> 1,237円 +35 円 (+2.9%) 本日終値 カナデビア<7004>が3日続伸。同社は24日、スイスの100%子会社カナデビア・イノバが、英国でごみ焼却発電施設のEPC(設計、調達、建設)工事を受注したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。英国の廃棄物処理・発電事業会社であるヴィリドール社からの受注で、イングランド北東部の工業団地内に建設し、年間最大45万トンの一般廃棄物を処理し最大49.9メガワットの発電能力を有するプラントとなる予定。なお、稼働開始は2030年を予定している。 ■三菱化工機 <6331> 3,285円 +75 円 (+2.3%) 本日終値 三菱化工機<6331>が高い。同社はきょう、ファイトリピッド・テクノロジーズ(横浜市緑区)から培養液中の微細藻類回収用として、分離板型遠心分離機「三菱ディスクセパレータ」を受注したと発表。これが株価を刺激したようだ。今回受注した「三菱ディスクセパレータ」は、培養液から微細藻類濃縮液を効率よく取り出すために新たに開発した可変インペラを搭載した製品。可変インペラによって濃縮液を吐出することで、藻類濃縮液を濃縮液出口から直接かつスムーズに回収することが可能になったという。 ■丸大食品 <2288> 2,252円 +46 円 (+2.1%) 本日終値 丸大食品<2288>が後場プラスに転じた。正午ごろに集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の2380億円から2383億円(前の期比1.4%増)へ、営業利益が70億円から75億円(同37.1%増)へ、純利益が90億円から97億円(同76.7%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入った。下期において、ハム・ソーセージ部門の売上高は伸び悩んだものの、加工食品事業におけるデザート類や食肉事業の売上高が想定を上回ったことが要因としている。なお、業績上振れに伴い、期末一括配当予想を65円から70円(前の期50円)へ引き上げた。 ■SHOEI <7839> 1,641円 +21 円 (+1.3%) 本日終値 SHOEI<7839>が4日ぶりに反発。前週末24日の取引終了後に発表した3月中間期連結決算が、売上高150億200万円(前年同期比3.0%増)、営業利益44億3000万円(同1.3%増)、純利益31億4500万円(同3.4%増)となり、従来予想の営業利益40億円を上回り一転増益着地したことが好感された。日本と海外を合わせた販売数量は前年同期比2.3%減となったものの、そのなかで中国市場における販売が大きく伸長したことに加えて、円安効果などで単価が上昇したことが寄与した。なお、26年9月期通期業績予想は、売上高339億5000万円(前期比4.9%増)、営業利益83億7000万円(同5.9%減)、純利益59億4000万円(同6.0%減)の従来見通しを据え置いている。 ■大豊工業 <6470> 1,104円 +12 円 (+1.1%) 本日終値 大豊工業<6470>は5日ぶり反発。この日午後2時ごろ、26年3月期連結決算を発表。売上高は1193億7800万円(前の期比5.8%増)、営業利益は25億8900万円(同4.2倍)だった。自動車部品関連の売り上げが伸びた。利益面では全社的な合理化の推進も奏功した。固定資産の減損損失計上で最終損益段階では大幅なマイナスで着地した。続く27年3月期の売上高は1200億円(前期比0.5%増)、営業利益は45億円(同73.8%増)と予想。最終損益も黒字転換する見通しだ。配当予想は30円(前期28円)とした。これを好感した買いが入った。 ■明星工業 <1976> 1,810円 +6 円 (+0.3%) 本日終値 明星工業<1976>がしっかり。前週末24日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の590億円から600億円(前の期比9.5%減)へ、営業利益が65億円から76億円(同28.4%減)へ、純利益が54億円から54億5000万円(同35.5%減)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好材料視された。下期以降に工事採算性が改善し、上期に発生した人件費増加などのコスト増を吸収できたことが要因としている。なお、業績上振れに伴い期末配当予想を40円から45円へ引き上げ、年間配当予想を65円(前の期60円)とした。 ■中外製薬 <4519> 7,445円 -1,400 円 (-15.8%) 本日終値 東証プライム 下落率トップ 中外製薬<4519>は急落。前週末24日取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高が3217億4700万円(前年同期比11.5%増)、営業利益が1587億6500万円(同16.2%増)だった。主力品や新製品が伸長したほか、ロシュ向けの製品輸出も増加した。決算内容は良好だったものの、目先は材料出尽くしとの見方から利益確定売りに押される展開となった。 株探ニュース