話題株ピックアップ【夕刊】(1):山洋電、ハーモニック、ファナック

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■山洋電気 <6516>  6,640円   +1,000 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 山洋電気<6516>がストップ高。午前11時ごろに発表した27年3月期連結業績予想で、売上高1288億5000万円(前期比20.0%増)、営業利益162億9000万円(同49.6%増)、純利益120億円(同38.6%増)と大幅増収増益を見込み、年間配当予想を実質大幅増配となる170円としていることが好感された。前期は、通信装置やロボット、半導体製造装置などのFA市場からの需要が回復に向かったことやAI関連向けの市場が堅調だったが、今期も引き続きこれらの市場向け需要が伸長する見通し。なお、26年3月期決算は、売上高1073億4600万円(前の期比9.7%増)、営業利益108億8500万円(同37.2%増)、純利益86億6100万円(同53.6%増)だった。

■ハーモニック <6324>  4,885円   +690 円 (+16.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位
 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が急反発。前週末24日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の570億円から595億円(前の期比6.9%増)へ、営業利益が15億円から25億円(前の期600万円)へ、純利益が13億円から15億8000万円(前の期比54.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。主に日本及び北米地域においてロボット向け、半導体製造装置向けの売上高が想定を上回った。また売上高の増加により、これら地域における工場の操業度が上昇したことも寄与した。

■ファナック <6954>  7,256円   +1,000 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率3位
 ファナック<6954>が急反発。前週末24日の取引終了後に発表した27年3月期の連結業績予想で、売上高9096億円(前期比6.0%増)、営業利益2122億円(同15.5%増)、純利益1849億円(同11.0%増)と2ケタ増益を見込むことを好感した買いが入った。FA、ロボット、ロボマシンの各部門において、さまざまな分野で堅調な需要が継続すると予想する。なお、想定為替レートは1ドル=150円、1ユーロ=170円としている。26年3月期決算は、売上高8578億3100万円(前の期比7.6%増)、営業利益1837億6300万円(同15.7%増)、純利益1665億4300万円(同12.9%増)だった。FA部門でCNCシステムが、旺盛な外需が牽引役となった国内工作機械メーカーや、インドや設備投資に積極的な産業からの需要が旺盛だった中国で好調に推移。またロボット部門では中国のEV関連向けや一般産業向けが好調に推移した。同時に、上限を1000万株(自己株式を除く発行済み株数の1.07%)、または500億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は5月1日から来年4月30日まで。また、5月29日付で自社株11万1063株(消却前発行済み株数の0.01%)を消却するとあわせて発表した。

■キーエンス <6861>  73,180円   +10,000 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率4位
 キーエンス<6861>がストップ高。FA用各種センサーや測定器・制御機器などの開発・製造大手だが、国内外で抜群の商品競争力を誇っている。北米や中南米、中国を含むアジア地域でセンサーの販売が絶好調に推移しており、前週末24日取引終了後に発表した26年3月期決算は売上高が前の期比10%増の1兆1692億8900万円、営業利益が同8%増の5957億5900万と増収増益基調に陰りがない。売上高、営業利益ともに連続過去最高更新となった。今期業績は非開示ながら成長トレンドは不変とみられている。この好決算を評価する買いが集中し株価を突き上げる形となった。

■湖北工業 <6524>  5,650円   +630 円 (+12.6%)  本日終値
 湖北工業<6524>は急動意、4月15日につけた上場来高値5350円を一気に抜き去り青空圏に突入した。同社は光海底ケーブルの主要デバイスである光アイソレータやアルミ電解コンデンサー用リード端子で世界トップシェアを誇り、グローバルニッチトップとして脚光を浴びている。政府は海底ケーブルの防護や敷設・保守について欧州連合(EU)と技術協力すると報じられており、海底ケーブル分野で世界3強の一角を占めるNEC<6701>をはじめ、関連企業に商機が高まっている。そのなか、同社が手掛ける光アイソレータは光を一方向に通過させる(逆方向への戻り光を遮断する)役割を担い、長距離・大容量通信では必要不可欠なデバイスとして注目度が高い。業績も高成長路線に乗っており、海外投資家の保有株比率がまだ低いだけに欧州勢を中心に買いポジションを高める実需買いが期待できるとの見方も。

■鈴木 <6785>  3,045円   +333 円 (+12.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 鈴木<6785>は後場急伸。きょう午後1時30分ごろ、26年6月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高予想を前回予想の374億5600万円から401億円(前期比20.3%増)、営業利益予想を47億9600万円から56億7000万円(同32.1%増)に引き上げた。同時に期末配当予想を10円増額の60円としており、業況と株主還元姿勢を評価した買いが集まった。年間配当予想は105円(前期実績は85円)となる。12月中間期は主力である部品セグメントのスマートフォン関連部品及び自動車電装部品の需要増加、半導体関連部品及び産機向け部品の復調により売上高が計画を上回ったうえ、電子部品と機械器具セグメントの生産性向上で営業利益が予想を超えた。加えて、第3四半期以降も概ね同様の需要動向と収益性の改善が続いているという。

■ダイハツイン <6023>  2,859円   +236 円 (+9.0%)  本日終値
 ダイハツインフィニアース<6023>は大幅反発。前週末24日の取引終了後、26年3月期の連結業績について、経常利益が前回予想の64億円から79億円(前の期比3.9%増)で着地したようだと発表した。経常利益は減益予想から一転して増益かつ過去最高益に上振れして着地する格好となり、好感した買いが集まった。メンテナンス関連の需要が想定以上に増えたなか、為替の影響なども加わった。なお、売上高は850億円から880億円(同0.9%減)になった。期末一括配当予想は7円増額の69円(前の期実績は62円)となる。同社は5月8日に決算発表を予定している。

■SMC <6273>  75,480円   +5,010 円 (+7.1%)  本日終値
 SMC<6273>が続急伸。ロイター通信がこの日、「英投資ファンドのパリサー・キャピタルが、ファクトリーオートメーション(FA)機器を手がけるSMCの株式を取得したことが分かった」と報じており、思惑的な買いが向かったようだ。同件に関する大量保有報告書などは現時点では確認されていないものの、記事によると、「パリサーはSMC株を『相当程度』保有した」とある。また、「6000億円規模の自社株買いを要請する意向だ」ともあり、5月14日に予定されている26年3月期決算の発表時に何らかの発表があるのではないかと注目されている。

■アドバンテスト <6857>  31,500円   +2,060 円 (+7.0%)  本日終値
 アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が軒並み上昇。前週末の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4%を超える大幅高で18連騰を記録し、最高値更新が続いていることで、東京市場でもリスク許容度が高まった海外投資家の投資マネーが半導体セクターの主力銘柄に流れ込んだ。きょう取引終了後にはアドテストの決算発表が予定されるほか、東エレクとレーザーテクが今週30日に予定されており、これらの銘柄の決算内容に対する期待も大きい。アドテストは前週末に2万9000円台半ばまで上値を伸ばし、ほぼ高値引けで史上最高値を更新しているだけに、更に青空圏を舞う展開となるのか、それともスピード警戒感からポジション調整の売りが優勢となるのかが注目される。

■アイチコーポレーション <6345>  1,422円   +76 円 (+5.7%)  本日終値
 アイチコーポレーション<6345>が5営業日ぶりに反発。同社は24日取引終了後、27年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比5.2%増の79億円としていることや、年間配当計画を前期比5円増配の65円としていることが好感されたようだ。売上高は同5.7%増の630億円を見込む。国内市場におけるサービス、リース、中古車販売などの更なるバリューチェーン延伸による収益機会の創出及び海外市場の強化を実現することで、増収増益を目指すとしている。



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