話題株ピックアップ【夕刊】(3):三谷産業、KOA、さくらネット

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■三谷産業 <8285>  680円   -103 円 (-13.2%)  本日終値
 三谷産業<8285>は後場急落。きょう午後2時ごろ、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は1130億円(前期比3.9%減)、営業利益予想は30億円(同11.2%減)としており、大幅減益の見通しを嫌気した売りが出た。中東情勢の影響を踏まえ、樹脂・エレクトロニクス関連事業における原材料価格の上昇や物流コストの増加、化学品関連事業における顧客の稼働減少などを見込んでいる。なお、26年3月期は売上高が1175億3100万円(前の期比14.0%増)、営業利益が33億7900万円(同62.9%増)だった。

■KOA <6999>  1,784円   -227 円 (-11.3%)  本日終値  東証プライム 下落率4位
 KOA<6999>は急落。前週末24日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を774億円(前期比7.1%増)、営業利益を28億3000万円(同22.4%減)と発表した。前期から一転減益となる予想を示しており、これを嫌気した売りが優勢となった。自動車向けやAI関連機器向けの堅調な需要が追い風となる一方、利益面では貴金属相場の高騰による原材料価格の上昇が逆風となる見通し。ホルムズ海峡の閉鎖など中東情勢の影響は業績予想に織り込んでいないという。配当予想は39円(前期32円)とした。なお、同時に発表した26年3月期決算は、売上高が722億8700万円(前の期比12.7%増)、営業利益が36億4600万円(同3.1倍)だった。

■合同製鐵 <5410>  3,040円   -370 円 (-10.9%)  本日終値  東証プライム 下落率5位
 合同製鐵<5410>は後場急落し、年初来安値を更新した。きょう午後2時ごろ、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は2000億円(前期比4.3%増)、営業利益予想は65億円(同33.8%減)とした。同時に年間配当予想は中間40円・期末60円の合計100円(前期実績は180円)としており、大幅減益の見通しと減配予想を嫌気した売りが出た。主原料である鉄スクラップ価格が足もとで急騰していることや、中東情勢の影響で各種コストの増加が懸念されることなどを踏まえた。なお、26年3月期は売上高が1917億7200万円(前の期比6.5%減)、営業利益は98億1300万円(同28.6%減)だった。

■さくらインターネット <3778>  3,295円   -350 円 (-9.6%)  本日終値  東証プライム 下落率8位
 さくらインターネット<3778>が後場に入り下げ幅を拡大。午後0時30分ごろに発表した27年3月期連結業績予想は、売上高450億円(前期比27.5%増)、営業利益15億円(前期4億300万円の赤字)、最終利益8億5000万円(前期比3.9倍)と大幅増収で営業損益の大幅黒字転換を見込み、また、年間配当予想を前期比50銭増の5円50銭とするものの、営業利益で30億円前後を見込んでいた市場予想を大きく下回ることから、失望売りが出たようだ。引き続き注力事業である生成AI向けサービスとクラウドサービスが業績を牽引する予定で、生成AI向けサービスは特にGPUインフラストラクチャーサービスにおいて既存GPUが安定的に高稼働率で推移する見通し。またクラウドサービスは、顧客定着による安定収益に加え、機能強化やクロスセル戦略の推進により売り上げの拡大を図る。一方で、GPU関連の減価償却費(計算資源調達・DC構築など)の増加やDC稼働に係る電気価格や半導体など機材価格が高騰することが利益を圧迫する。

■ローム <6963>  3,419円   -346 円 (-9.2%)  本日終値  東証プライム 下落率9位
 ローム<6963>が急落。日本経済新聞電子版は25日、「デンソーが半導体大手ロームへの買収提案を撤回することがわかった」と報じた。記事によると、デンソー<6902>は半導体事業の拡大を見込み、TOB(株式公開買い付け)を通じた買収提案を2月に出したものの、ローム側の賛同が得られなかったという。そのうえで、パワー半導体の再編はロームと東芝、三菱電機<6503>の連合を軸に進みそうだ、と伝えている。報道を受けデンソーは27日、コメントを開示し、「ロームに対して行った株式取得に関する提案につき、ローム側の賛同が得られていないことは事実」としつつ、「提案を取下げることを含め検討しているが、現時点で決定した事実はない」と明らかにした。またロームは同日、デンソーの提案に関して「賛同の意向を表明していないのは事実だが、デンソーにて対応を検討されている段階だ」と表明した。ローム株についてはTOB価格を巡る思惑が後退した形となり、売りが優勢となった。

■ゼンリン <9474>  880円   -84 円 (-8.7%)  本日終値
 ゼンリン<9474>は後場急落し、年初来安値を更新した。きょう午後1時ごろ、26年3月期の連結決算を発表した。売上高は従来予想の655億円から642億7700万円(前の期比0.1%減)、営業利益は43億円から35億200万円(同10.7%減)、最終利益は30億円から27億3800万円(同5.1%増)に下振れして着地した。営業利益は増益予想から一転して減益となっており、嫌気した売りが出た。人件費や売上構成の変化に伴う売上原価の増加が響き営業減益となった一方、為替差損の縮小や投資有価証券売却益の増加などにより最終増益で着地した。連結決算の発表にあわせて27年3月期の通期業績予想を開示。売上高予想は660億円(前期比2.7%増)、営業利益予想は36億円(同2.8%増)、最終利益予想は25億円(同8.7%減)とした。パッケージ商品をはじめとするストック型サービスの更なる拡大や新商材の投入などによる増収を見込む。

■不二製油 <2607>  3,085円   -288 円 (-8.5%)  本日終値
 不二製油<2607>が大幅安で4日続落し年初来安値を更新した。前週末24日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、最終利益が従来予想の165億円から111億円(前の期比2.9倍)へ下振れて着地したようだと発表したことが嫌気された。売上高は7720億円の従来予想に対して7723億円(同15.1%増)と上振れて着地したものの、子会社である米ブラマー・チョコレート・カンパニーの業績回復に時間を要しており、ブラマー社にかかるのれんに関して減損損失41億3700万円を計上したことが要因としている。

■テクノホライゾン <6629>  1,311円   +300 円 (+29.7%) ストップ高   本日終値
 テクノホライゾン<6629>がストップ高。FA関連を主要領域にロボティクス分野に長じ、AI技術による高速検査機能を搭載したX線装置などでも定評がある。AIとロボティクスの融合で重視すべき要素である光学・センシング技術において今後活躍が期待され、フィジカルAI関連の一角としても存在感を高めている。そうしたなかも足もとの業績は好調を極めており、前週末24日取引終了後に26年3月期業績の上方修正を発表、経常利益は従来予想の18億円から30億円(前の期比8.1倍)に大幅増額、これがポジティブサプライズとなった。GIGAスクール案件の牽引で売上高及び利益が伸びたほか、ロボティクス事業が会社側想定を上回る堅調な推移を示している。また、為替差益も収益押し上げ要因となった。更に好業績を背景に株主還元も強化しており、年間配当を従来計画から10円増額し30円とすることも併せて発表、物色人気を加速させた。

■パルマ <3461>  615円   +65 円 (+11.8%) 一時ストップ高   本日終値
 パルマ<3461>が後場急伸。午後2時ごろ、郵便局施設を活用したセルフストレージ事業の展開について、日本郵政<6178>グループの日本郵便と合意したと発表しており、これを好感した買いが入った。パルマは2018年に日本郵政キャピタルと資本提携し、郵便局施設内の遊休スペースをセルフストレージとして再活用する取り組みを推進しており、今回の取り組みはその連携を深化させるもの。今回の合意によりパルマは、セルフストレージ施設の開業支援や賃料債務保証サービス、収納代行および運営支援(BPO)を一体的に提供するとしており、これにより日本郵便のセルフストレージ事業の安定運営と収益最大化に貢献するとしており、その具体的な取り組みとして、白岡郵便局(埼玉県白岡市)及び長者原郵便局(福岡県粕屋町)におけるセルフストレージ施設の新規出店の開業・運営支援を行うことで日本郵便と合意した。

■菊池製作所 <3444>  1,657円   +157 円 (+10.5%)  本日終値
 菊池製作所<3444>の上げ足鮮烈。需給相場に拍車がかかり、2015年6月以来約11年ぶりの高値水準に駆け上がった。精密部品や金型などの製造で培った技術力を礎に「ものづくり支援」というコンセプトを標榜、フィジカルAIが日米共通の投資テーマとなるなかで存在感を高めている。新製品の設計・開発から試作、量産、販売まで一気通貫で対応できるのが強みでロボティクス分野での活躍が期待されている。早くから装着型アシストスーツで名を馳せるが、このほか歩行支援ロボットやドローンなど次世代成長分野にも傾注。ドローンに関しては、同社の子会社が英国のドローンサービス企業と戦略的パートナーシップを3月に締結するなど展開が急だ。株式需給面では信用買い残が増勢ながら、日々の売買高が買い残を大幅に上回る状況にあり、モメンタム相場の足かせとはなっていない。

■はてな <3930>  881円   -300 円 (-25.4%) ストップ安   本日終値
 はてな<3930>はストップ安。前週末24日の取引終了後、同日時点で被害額が最大で約11億円となる資金流出事案が発生したと発表しており、嫌気した売りが出た。通期業績予想に与える影響は現在精査中。手元の運転資金について十分な流動性を確保しており、事業運営や資金繰りに支障はないという。悪意ある第三者からの虚偽の送金指示を受け、4月20~21日に従業員が外部口座への送金を実行した。現在は代表取締役を中心とする対策本部を設置するとともに、外部専門家による事実関係の調査を進めている。

●ストップ高銘柄
 インバウンドテック <7031>  851円   +150 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 ニッポン高度紙工業 <3891>  6,150円   +1,000 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 フライヤー <323A>  525円   +80 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値
 ソケッツ <3634>  778円   +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 はてな <3930>  881円   -300 円 (-25.4%) ストップ安   本日終値
 犬猫生活 <556A>  4,200円   -700 円 (-14.3%) ストップ安   本日終値
 高配株米ドル <2048>  41,430円   - 円 (-) ストップ安売り気配   本日終値
 以上、3銘柄


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