午後:債券サマリー 先物は反発、リバランス買いの思惑も
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20日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。前週末の米長期債相場が上昇(金利は低下)したことが支援材料となったほか、年金などのリバランス買いへの思惑などもあったようだ。 イランのアラグチ外相は17日、自身のSNSに「レバノンでの停戦を受け、停戦期間中はすべての商船がホルムズ海峡を通航できるよう完全に開放する」と投稿した。これを受けて同日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が急落したことがインフレ懸念を和らげ、米長期金利が一時4.22%と約1カ月ぶりの低水準をつけた流れが東京市場に波及した。トランプ米大統領が19日に「米国による海上封鎖を突破しようとしたイラン船籍の貨物船を拿捕(だほ)した」とSNSに投稿したことで、この日の時間外取引では米原油先物相場が再び上昇したが、米国とイランの停戦期限(21~22日)が迫るなか協議進展への期待感が残っていることから債券売りは広がらず。日銀の植田和男総裁が日本時間17日朝に行った20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の会見で、「金融政策はデータや情報を基に各会合で見通しの実現確度とリスクを点検して判断する」などと述べ、4月会合での利上げの可能性を明確に示さなかったことが引き続き投資家心理の支えになっている面もあった。足もとでの株価上昇で年金基金などが資産配分(基本ポートフォリオ)を最適化するために債券買いに動くとの思惑が高まりやすいこともあり、債券先物は午後に130円27銭まで上伸する場面があった。 先物6月限の終値は、前週末比22銭高の130円19銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末に比べて0.025%低い2.395%で推移している。 出所:MINKABU PRESS