午後:債券サマリー 先物は続伸、国債買いオペは無難に通過
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15日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。原油高に伴うインフレ懸念が薄れていることに加え、この日に実施された国債買い入れオペを無難に通過したことが買い安心感につながった。 ブルームバーグ通信が14日に「日銀は今月に示す新たな経済・物価見通しについて、中東情勢の緊迫化を受けた原油価格の高騰を主因に消費者物価の大幅な引き上げを検討する見込み」と報じ、日銀の早期利上げを意識した売りが先行した。ただ、米国とイランが戦闘終結に向けた協議を継続するとの見方を背景に、14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が反落し、エネルギーの大半を輸入に頼る日本の物価上振れリスクへの警戒感が和らいでいることから売りは続かず。また、前日に財務省が行った20年債入札が好調な結果となったことが投資家心理を支えた面もあった。午後に入って国債買いオペの結果が明らかになると、債券先物は一時130円15銭まで上げ幅を拡大。「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」「同25年超」の応札倍率はいずれも2倍台となり、「投資家の売り意欲は乏しい」と受け止められたようだ。とはいえ、中東情勢の先行きが依然として不透明なことから一方向には持ち高を傾けにくく、引けにかけて上値が重くなった。 先物6月限の終値は、前日比7銭高の130円06銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.395%に低下し、午後3時時点では前日に比べて0.010%低い2.405%で推移している。 出所:MINKABU PRESS