10日の株式相場見通し=反発、米株高受け買い先行も上値重いか
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10日の東京株式市場は主力株中心に買い戻され、日経平均株価は反発に転じる公算が大きい。5万6000円台に歩を進める展開が想定される。前日の欧州株市場は高安まちまちながらドイツの主要株価指数であるDAXが1%を上回る下げとなったほか、仏CAC40、英FTSE100なども小幅ながら安く引けた。引き続き不透明感の拭えない中東情勢を横にらみに買いポジションを軽くする動きが優勢だった。一方、米国株市場では取引前半は売りに押される展開だったが、後半にかけて買い注文が厚くなった。軍事攻撃を受けているレバノンだが、この日はイスラエルとの直接交渉で合意したことが報じられ、投資家のセンチメント改善につながった。また、トランプ米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相に対し、レバノンへの攻撃を縮小するように要請したと伝わったことも買いを後押しした。なお、この日に発表された2月のPCEデフレーターは前年同月比2.8%の上昇で事前コンセンサスと合致し、週間の米新規失業保険申請件数は21万9000件と市場予想を上回った。失業保険申請件数が想定以上だったことは労働市場の軟化を示唆するが、FRBによる利下げ期待につながるものとして、マーケットはポジティブに捉えた面もあるようだ。東京市場では、前日に日経平均が終始冴えない動きで400円超下落し、安値圏での着地を強いられていたが、きょうは米株高を受け値ごろ感からの押し目買いが先行しそうだ。ただ、3月の米消費者物価指数(CPI)の発表などを控え、日経平均の上値は重い可能性がある。 9日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比275ドル88セント高の4万8185ドル80セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同187.42ポイント高の2万2822.41だった。 日程面では、きょうは株価指数オプション4月物の特別清算指数(オプションSQ)算出日。このほか、3月の貸出・預金動向、3月の企業物価指数、3カ月物国庫短期証券の入札など。海外では3月の中国消費者物価指数(CPI)、3月の中国生産者物価指数(PPI)、韓国中銀の政策金利発表、3月の米CPI、4月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)、4月の米製造業受注、3月の米財政収支など。 出所:MINKABU PRESS