9日の株式相場見通し=5日続伸、米株大幅高が追い風も中東絡みの報道に注意
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9日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に上値指向が続き、日経平均株価は5日続伸となりそうだ。前日に2900円近い記録的な上昇をみせたが、きょうも目先筋の売りを吸収し頑強な値動きが予想される。前日はアジア時間からリスク選好ムード一色だったが、欧州株市場も文字通りの全面高となった。独DAXが5%あまり上昇したほか、各国市場とも大きく水準を切り上げた。米国とイランの間で2週間の即時停戦で合意したことで中東情勢の一段の緊迫化が回避され、高騰していた原油価格が急落に転じ、物価高への懸念が和らいだ。各国の長期金利が大幅低下したことも株式市場への資金流入を加速させた。米国株市場ではNYダウが一時1400ドルを超える上昇を示した。米国とイランの間で交渉期限が延長され、ホルムズ海峡の開放を条件とした即時停戦で合意したことを背景に投資家心理が急速に強気に傾いた。空売り筋のショートカバーが全体相場押し上げに寄与し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も大幅高。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は6%を超える急騰となった。世界的なリスクオフの巻き戻しが入るなか、東京市場もリスク許容度が高まった海外投資家などの買いを引き寄せそうだ。ただ、あすにオプションSQ算出を控えるほか、日本時間今晩に発表予定の2月の米PCEデフレーターや、あすに予定される3月の米CPIなどの結果を見極めたいとの思惑もあり、上げ幅は比較的抑えられそうだ。なお、中東を巡るニュースフローには引き続き注意が必要で、その内容によっては荒れた値動きとなる可能性も否定できない。 8日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比1325ドル46セント高の4万7909ドル92セントと急反発。ナスダック総合株価指数は同617.14ポイント高の2万2634.99だった。 日程面では、きょうは週間の対外・対内証券売買契約、6カ月物国庫短期証券の入札、5年物国債の入札、3月のオフィス空室率、3月の消費動向調査、3月の工作機械受注額など。海外では、週間の米新規失業保険申請件数、2月の個人所得・個人消費支出(PCEデフレーター)、2月の卸売在庫・売上高、米30年債の入札など。 出所:MINKABU PRESS