午後:債券サマリー 先物は反発、30年債入札は無難に通過
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7日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。午前は原油高に伴うインフレ圧力の高まりを意識した売りが優勢だったが、30年債入札の結果が無難と受け止められると切り返した。 債券先物は前日に米長期金利の上昇が一服したことを手掛かりに小高く始まったが、追随買いは広がらなかった。トランプ米大統領が6日の記者会見で「イランがホルムズ海峡の再開に応じなければ、民間インフラへの追加攻撃に踏み切る」「一晩でイラン全体を壊滅させることは可能で、それは明日の夜になるかもしれない」などと述べ、強硬姿勢を強めていることが影響。この日の時間外取引で米原油先物相場が上昇したことで国内物価の上振れが警戒され、午前9時40分ごろには129円83銭まで軟化する場面があった。ただ、その後は下げ渋る動きとなり、午後に入って30年債入札の結果が明らかになると買いが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は18銭と前回(3月5日)の12銭から拡大し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.12倍と前回の3.66倍を下回ったが、一定の需要が確認できたことが安心感につながったようだ。とはいえ、トランプ氏がイランとの停戦に向けた交渉期限としている7日午後8時(日本時間8日午前9時)を控えて積極的には動きにくく、午後1時50分すぎに130円10銭をつけたあとは上値が重くなった。 先物6月限の終値は、前日比13銭高の130円04銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.020%低い2.405%で推移している。 出所:MINKABU PRESS