今週の【早わかり株式市況】反落、イラン情勢巡り荒い値動き続く

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市況

■今週の相場ポイント
 1.日経平均は2週ぶり反落、荒い値動き続く
 2.週初大幅安スタート、イラン地上戦に警戒
 3.一転してリスクオン、戦闘終了巡る報道で
 4.トランプ演説で停戦期待しぼむ、相場一変
 5.さくらネット急騰、マイクロソフトと連携

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比249円(0.4%)安の5万3123円と反落した。

 今週は週半ばに月をまたぎ、4月に入った。気持ち新たに新年度相場に臨みたいところだが、足もと混迷を極める中東情勢が依然として気がかりだ。全体相場は値動きが荒く、日経平均の週間値幅はザラ場ベースで約3700円に達した。

 週明け30日(月)の日経平均は大幅安。イランでの地上戦を巡る警戒感が台頭し、幅広い銘柄が売られた。個別では一部のエネルギー関連株が強さを発揮。INPEX <1605> [東証P]が上場来高値をつけた。31日(火)も下落。引き続きリスク回避ムードの強い地合いとなった。一転して、新年度入りとなった4月1日(水)は急反発。日経平均は2600円あまりの上昇で今年最大の上げ幅を記録した。米国がイランに対する軍事攻撃を近く終了するとの見方が強まる一方、イラン側も条件が折り合えば戦闘を終わらせる用意があるとの報道が伝わり、リスクオフの巻き戻しが一気に進んだ。2日(木)は朝高後に急反落。目まぐるしい展開となった。前日の流れを引き継ぎ、日経平均は寄り付きから買い優勢でスタート。一時5万4000円台を回復するなど、しばらく堅調に推移していた。ただ、取引時間中にトランプ米大統領が国民向けテレビ演説で戦闘継続の意向を示したことが伝わると、相場つきが一変。停戦期待が急速にしぼみ、日経平均は大きく売り優勢に傾き1000円を超える下げに見舞われた。3日(金)は反発。前日の米ハイテク株高を支えに、いったん買い戻しの動きに。個別では、さくらインターネット <3778> [東証P]が急騰。米マイクロソフトが日本でAIインフラ整備に100億ドルを投資すると発表。ソフトバンク <9434> [東証P]、さくらネットと連携する方針を示し、話題を呼んだ。

■来週のポイント
 来週は本格的に4月相場入りするなか、例年通り期初のリバランスなどで機関投資家の買いが観測されるか気になるところだ。また、週後半からは2月期決算企業の決算発表シーズンが始まる。これにも注目したい。

 重要イベントとしては、国内では7日朝に発表される2月全世帯家計調査、2月景気動向指数、10日のオプションSQ算出が注目される。海外では6日に発表される米国3月ISM非製造業景気指数、8日に発表されるFOMC議事録(3月17日~18日開催分)、9日に発表される米国2月の個人所得と個人消費支出、10日に発表される中国3月の消費者物価指数と生産者物価指数、米国3月消費者物価指数に注視が必要だろう。

■日々の動き(3月30日~4月3日)

【↓】   3月30日(月)―― 3日続落、中東情勢を警戒し売り優勢
 日経平均 51885.85( -1487.22、-2.79)  売買高29億241万株 売買代金 7兆9080億円

【↓】   3月31日(火)―― 4日続落、中東情勢の不透明感から売り継続
 日経平均 51063.72( -822.13、-1.58)  売買高26億4160万株 売買代金 8兆3666億円

【↑】   4月 1日(水)―― 5日ぶり急反騰、イラン停戦期待で高値引け
 日経平均 53739.68( +2675.96、+5.24)  売買高25億1254万株 売買代金 7兆3580億円

【↓】   4月 2日(木)―― 急反落、米イラン停戦期待剥落で売り優勢
 日経平均 52463.27( -1276.41、-2.38)  売買高26億1274万株 売買代金 7兆8181億円

【↑】   4月 3日(金)―― 反発、米ハイテク株高で主力株に買い戻し
 日経平均 53123.49( +660.22、+1.26)  売買高16億8696万株 売買代金 5兆1384億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、18業種が値下がり
 (2)下落率トップはINPEX <1605> など鉱業。
 (3)輸出株は日機装 <6376> など精密機器、CKD <6407> など機械が上昇したがマツダ <7261> など自動車は安い
 (4)内需株はLINK&M <2170> などサービスが値上がり率トップに買われ、キッコマン <2801> など食料品も高いがSBG <9984> など情報通信が軟調
 (5)金融株は山陰合銀 <8381> など銀行が高いが東京海上 <8766> など保険、FPG <7148> など証券は軟調
 (6)景気敏感株は古河電 <5801> など非鉄が買われたが東京鉄 <5445> など鉄鋼、商船三井 <9104> など海運は売られた

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
 1(1) 蓄電池 
 2(3) 防衛 
 3(2) レアアース ── 三菱マテリアルが米国で重要鉱物リサイクル
 4(18) 地方銀行 
 5(5) 半導体 
 ※カッコは前週の順位

株探ニュース

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