午前:債券サマリー 先物は朝安後プラス転換、長期金利は一時2.390%に上昇し27年ぶり高水準
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30日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は急反発。朝安後に切り返す展開となった。 日銀が26日に需給ギャップの再推計を公表したことを受け、円債市場では4月会合での利上げシナリオが台頭。前週末27日に先物は大幅安となったが、30日も寄り付き直後は売られる展開だった。日銀は27日、自然利子率に関するリポートを企画局が公表。このなかで、金融緩和の度合いを評価するにあたっては「実質金利と自然利子率の関係だけでなく、経済・物価・金融情勢を丁寧に点検しながら、総合的に判断していく必要がある」としており、市場と対話する上で日銀が新たな姿勢を示したことをサプライズ視する向きもあるようだ。 更に日銀は30日午前、18~19日に開催した金融政策決定会合の主な意見を公表した。市場では利上げに前向きなタカ派的な意見が目立つとの受け止めもあって、円債相場には重荷となったようだ。もっとも、朝方の売り一巡後に先物はプラスに転じた。超長期債は売られる一方で、中期債に対しては買い向かう動きもあって、長期債価格に上昇圧力(金利に低下圧力)を掛け、長期債に連動する債券先物価格を押し上げた。 先物9月限は前営業日比32銭高の130円38銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は一時2.390%に上昇。およそ27年ぶりの高水準をつけた。その後は低下し、足もとでは2.360%で推移している。 出所:MINKABU PRESS