13日の株式相場見通し=続落、中東リスク背景に欧米株安でリスクオフ

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市況

 13日の東京株式市場は、リスク回避ムードが継続し日経平均株価は下値模索が続きそうだ。5万4000円台を割り込み5万3000円台前半まで水準を切り下げる場面も想定される。前日の欧州株市場はドイツやフランスなど主要国の株価をはじめ、ほぼ全面安商状となった。中東情勢の緊迫が続くなか地政学リスクに対する警戒が改めて強まっており、原油先物価格が再び上昇基調を強めていることも嫌気されている。WTI原油先物価格は一時1バレル=97ドル台前半まで急上昇し、世界的に投資家心理を冷やす背景となっている。また、ノンバンク融資を巡る不透明感も重荷となり、ドイツではドイツ銀行<DB>など金融株への売りが目立つ。米国株市場では、NYダウが下げ止まらず700ドルを超える大幅安となった。イランの新しい指導者であるモジダバ師が、ホルムズ海峡の封鎖を解除する意向がないことを表明、ペルシャ湾周辺などでも船舶への攻撃が相次ぐなど戦火が広がっていることも市場センチメントの悪化につながった。更に、米株市場でも銀行セクターへの売りが顕著となっている。ここノンバンク融資ファンドの解約制限などに対するマーケットの警戒感が強く、ゴールドマン<GS>やシティグループ<C>など大手金融株が軒並み下値を探る展開となったことがリスクオフに拍車をかけた。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も4日ぶりに下落している。両指数ともにこの日の安値圏で取引を終えており、これを受けて東京市場も向かい風の強いなかでのスタートが避けられない。外国為替市場では円安方向に振れているが、今の経済環境ではポジティブ材料として機能しにくくなっている。リスク許容度の低下した海外投資家の売り圧力が意識される一方、中東の先行き不透明感から押し目に買い向かう動きも限定的となりそうだ。

 12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比739ドル42セント安の4万6677ドル85セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同404.16ポイント安の2万2311.97だった。

 日程面では、きょうは株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(メジャーSQ)算出日にあたる。また、前場取引時間中に3カ月物国庫短期証券の入札、10年物クライメート・トランジション国債の入札が行われる。海外では1月のユーロ圏鉱工業生産指数、1月の米個人所得・個人消費支出・個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)、10~12月期米実質国内総生産(GDP)改定値、1月の米雇用動態調査(JOLTS)、1月の米耐久財受注額、3月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)など。

出所:MINKABU PRESS

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