午前:債券サマリー 先物は続落、日銀による追加利上げを意識
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1日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。財政悪化懸念がくすぶっていることに加え、18~19日に開かれる日銀金融政策決定会合での追加利上げが意識された。 高市早苗政権は11月28日に2025年度補正予算案を閣議決定し、一般会計の総額が18兆3034億円と補正予算の規模としては新型コロナウイルス禍以降で最大となったことから財政リスクを警戒した売りが先行。また、前週末の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことも円債の重荷となった。この日は日銀の植田和男総裁が名古屋市で行われた金融経済懇談会に出席し、次回の金融政策決定会合で「利上げの是非について適切に判断したい」との見解を示したことが伝えられると債券先物は売りで反応。午前10時40分すぎには134円66銭まで下押す場面があった。 午前11時の先物12月限の終値は、前週末比44銭安の134円69銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.850%に上昇し、その後は前週末に比べて0.040%高い1.845%で推移している。 出所:MINKABU PRESS
