午後:債券サマリー 先物は小反発、長期金利1.700%に上昇
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14日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反発した。前日の米国市場で債券相場が下落(金利は上昇)したことが全体相場の重荷となった。外部環境以外に材料に欠ける1日となり、持ち高調整主体の展開で方向感を欠いた。 13日のニューヨーク市場で米連邦準備制度理事会(FRB)による12月の利下げ観測が後退し米長期金利が上昇した。リスク回避的な流れとなるなかで東京市場では株式相場に下押し圧力が掛かった。一方、時間外で米長期金利の上昇は一服。国内では積極財政機運の高まりが意識されるなかで、超長期債を中心に売られたが、日銀の中期的な金融政策を巡る不透明感も意識されており、下値を探る姿勢は限られた。この日は日銀による定例の国債買い入れオペや財務省による利付国債の入札がなかった。 先物12月限は前営業日比2銭高の135円86銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.010ポイント高い1.700%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS
