明日注目すべき【好決算】銘柄 Tホライゾン、キヤノンMJ、ヒガシHD (24日引け後 発表分)
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10月24日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 Tホライゾン <6629> [東証S] ★上期経常は9.8億円の黒字に浮上・通期計画を超過 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常損益は9.8億円の黒字(前年同期は600万円の赤字)に浮上して着地。映像&IT事業でGIGAスクール構想第2期の開始に伴い、電子黒板や書画カメラなど既存機器の更新需要が高まったほか、ロボティクス事業では高付加価値製品へのシフトが加速し、粗利益率が大きく向上した。 通期計画の9.5億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。 井村屋G <2209> [東証P] ★上期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の15.5億円→20.4億円に31.7%上方修正。増益率が9.7%増→44.4%増に拡大し、従来の3期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。夏場の主力商品「あずきバー」シリーズなどの販売が好調に推移し、売上高が計画を上回ったことが寄与。一部商品の価格改定を実施したことに加え、継続的な生産性向上によるコスト低減なども上振れに貢献した。 CCIG <7381> [東証P] ★今期経常を17%上方修正・4期ぶり最高益、配当も増額 ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の180億円→210億円に16.7%上方修正。増益率が46.4%増→70.8%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。貸出残高が想定を上回り資金利益が増加するほか、有価証券売買益も膨らむことが上振れの要因。 併せて、年間配当を従来計画の20円→23円(25年9月に実施した1→10の株式分割後の換算)に増額修正した。 PLANT <7646> [東証S] ★今期経常は8%増益、20円増配へ ◆25年9月期の経常利益(非連結)は前の期比5.2%減の21.3億円になったが、続く26年9月期は前期比7.9%増の23億円に伸びる見通しとなった。今期は引き続きPB商品の開発や商品・販売・宣伝の連携強化を通じて売上高の増加と利益率向上を目指すほか、人件費削減などの収益構造改革を進める方針。 併せて、今期の年間配当は前期比20円増の95円に増配する方針とした。配当利回りは5.72%に上昇。 キヤノンMJ <8060> [東証P] ★今期最高益予想を上乗せし配当も10円増額、自社株買いも発表 ◆25年12月期の連結経常利益を従来予想の580億円→590億円に1.7%上方修正。増益率が6.6%増→8.5%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。付加価値の高いITソリューションが好調に推移していることに加え、拠点統廃合費用などの本社関連費用が想定より抑えられたことを反映した。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の150円→160円(前期は140円)に増額修正した。併せて、発行済み株式数の1.84%にあたる200万株または100億円を上限に自社株買いを実施すると発表。 ヒガシHD <9029> [東証S] ★今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比65.3%増の19.2億円に拡大し、従来予想の14.9億円を上回って着地。大手EC向け大型3PLセンターの取扱量が拡大したうえ、大手EC向け輸送業務も想定を上回る輸送量だった。さらに、オフィスサービス事業での大型受注、NEXT GIGAスクール構想に伴うPCキッティング業務の受託増加、ビルデリバリー事業での災害対策品販売のスポット案件受注なども収益を押し上げた。 併せて、通期の同利益を従来予想の31億円→34億円に9.7%上方修正。増益率が5.6%増→15.8%増に拡大し、従来の9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の46円→50円(前期は42円)に増額修正した。 株探ニュース
