午前:債券サマリー 先物は続伸、高市新総裁選出で追加利上げ観測後退
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6日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸。4日投開票の自民党総裁選で高市早苗氏が選出されたことを受け、日銀の追加利上げ観測が後退した。 高市新総裁は4日の記者会見で、「財政政策にしても金融政策にしても責任を持たなきゃいけないのは政府だ」と指摘したほか、日銀は最善の手段を考えて実行する立場だとの認識を示した。市場では日銀の追加利上げへのハードルが上がったとの見方があり、債券先物は寄り付き直後に136円53銭をつける場面があった。その後は日経平均株価の大幅高が影響するかたちで上値が重くなったが、早期利上げ観測の後退を背景に堅調に推移した。 午前11時の先物12月限の終値は、前週末比17銭高の136円08銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.670%に上昇したが、その後は前週末と同じ1.660%で推移している。 出所:MINKABU PRESS