東京株式(前引け)=下値模索、リスクオフ加速し95%の銘柄が下落
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1日前引けの日経平均株価は前営業日比521円37銭安の4万4411円26銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は11億608万株、売買代金概算は2兆6266億円。値上がり銘柄数は75、対して値下がり銘柄数は1530、変わらずは10銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場はリスク回避の流れが強まり、日経平均は500円を超える下げとなった。前引け時点でプライム市場全体の95%の銘柄が下落した。前日の米国株市場はNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇したが、取引時間中はマイナス圏で推移する時間帯が長かった。米国で「つなぎ予算」の成立を巡る調整が難航し、足もとで米政府機関が一部閉鎖されるリスクが高まっていることが警戒されている。また、朝方発表された9月の日銀短観は事前コンセンサスとほぼ合致する内容で、10月利上げの可能性が維持されたとの見方が優勢ではあるものの、全体相場の買いを後押しするには至っていない。機関投資家のリバランスに絡む機械的な売りも下げを助長したもようだ。 個別ではソフトバンクグループ<9984.T>、レーザーテック<6920.T>が安いほか、三菱重工業<7011.T>、IHI<7013.T>なども値を下げた。フジクラ<5803.T>が下落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも水準を切り下げた。ミガロホールディングス<5535.T>が続急落、アステリア<3853.T>の下げも目立っている。三井松島ホールディングス<1518.T>も大きく利食われた。半面、サンリオ<8136.T>が買い優勢、キーエンス<6861.T>もしっかり。中外製薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などが上昇した。Link-Uグループ<4446.T>が急騰、中国電力<9504.T>、日本信号<6741.T>、インフロニア・ホールディングス<5076.T>なども値を飛ばした。 出所:MINKABU PRESS