午前:債券サマリー 先物は続伸、米金利低下が支援材料

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市況

 30日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸。前日に米長期金利が低下したことを手掛かりに、朝方には136円04銭まで上伸する場面があった。

 つなぎ予算の成立が遅れて米連邦政府の一部が閉鎖する可能性があり、29日の米市場では投資家心理が弱気に傾くなか、相対的に安全な資産とされる米国債への買いが優勢となった。この流れが東京市場に波及したが、この日に財務省が実施する2年債入札の結果を見極めたいなどとして一段の上値追いには慎重ムード。日銀の野口旭審議委員が29日の講演で「利上げの必要性が高まりつつある」との認識を示したことも重荷となったようだ。なお、日銀が朝方発表した9月18~19日開催分の金融政策決定会合における主な意見は、「そろそろ再度の利上げを考えてもいい時期かもしれない」などとする意見があったが、相場の反応は限定的だった。

 午前11時の先物12月限の終値は、前日比9銭高の135円99銭となった。一方、現物債市場で10年債の取引はまだ成立していない。

出所:MINKABU PRESS

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