東京株式(前引け)=小幅続落、一時300円強下落もその後は下げ渋る

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市況

 30日前引けの日経平均株価は前営業日比20円27銭安の4万5023円48銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億1497万株、売買代金概算は2兆1584億円。値上がり銘柄数は525、対して値下がり銘柄数は1033、変わらずは55銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝方は売り買い交錯でスタートしたものの、その後は総じて売りに押される地合いとなった。前日の米株高は追い風ながら、中間期末を迎え機関投資家によるポジション調整の動きが表面化し上値を重くしている。日経平均株価は一時300円あまり下落する場面があったが、下値では押し目買いの動きが観測され、前場取引後半は下げ渋る展開となった。結局前引けは20円安にとどまっている。個別では値下がり銘柄数が1000を上回り、全体の64%を占めるなど利食い急ぎの動きも観測される。

 個別では売買代金首位となっているレーザーテック<6920.T>が買い優勢、IHI<7013.T>も物色人気。キオクシアホールディングス<285A.T>が値を飛ばした。ソシオネクスト<6526.T>が高く、キーエンス<6861.T>は大幅高。富山第一銀行<7184.T>が値上がり率トップに買われ、オリオンビール<409A.T>も活況高となった。半面、アドバンテスト<6857.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>が冴えず、古河電気工業<5801.T>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983.T>、商船三井<9104.T>も安い。しまむら<8227.T>が大幅安、アステリア<3853.T>、キユーピー<2809.T>などの下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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