午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利は1.640%に低下

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市況

 24日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発した。国内休場中に米長期金利が低下(債券価格が上昇)したことが支援材料となった。日銀が実施した国債買い入れオペについても強めの結果と受け止められ、円債相場をサポートした。

 日銀が実施した国債買い入れオペは「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」の4本。オファー額は予定通りとなった。応札倍率は長期ゾーンとなる「同5年超10年以下」で2倍を下回り、債券保有ニーズを裏付ける形となった。

 この日は自民党総裁選の公開討論会が行われた。有力候補とされる高市早苗前経済安保相は消費減税について、選択肢として排除するものではない、との見解を示した。一方で金融政策に関しては、日銀が決めるべきだというのが前提だと述べた。討論会の内容に対する円債相場の反応は総じて限定的だった。

 先物12月限は前営業日比7銭高の135円96銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.010ポイント低い1.640%で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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