午前:債券サマリー 先物は続落、長期金利1.610%に上昇

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市況

 19日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は続落した。前日のニューヨーク市場で米長期金利が上昇(債券価格は下落)し、円債相場の重荷となった。

 9月のフィラデルフィア連銀景況指数が前月比で改善したほか、週間の米新規失業保険申請件数は前週比で減少した。米国景気の底堅さが意識され、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースに対する過度な期待感が和らぎ、米長期金利は上昇した。

 国内では19日まで日銀の金融政策決定会合が開かれており、結果発表や植田和男総裁の記者会見の内容を見極めたいとの姿勢が強まった。様子見ムードのなかで先物には持ち高調整目的の売りも出た。

 先物12月限は前営業日比15銭安の136円41銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.010ポイント高い1.610%に上昇した。


出所:MINKABU PRESS

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