東京株式(前引け)=反発、円安など追い風に切り返す

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市況

 27日前引けの日経平均株価は前営業日比135円55銭高の4万2529円95銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は9億3747万株、売買代金概算は1兆9945億円。値上がり銘柄数は663、対して値下がり銘柄数は855、変わらずは101銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方は方向感の定まらない展開で、日経平均株価は上昇してスタートした後にすぐ値を消したが、その後は再び買いが厚くなり前場は高値圏で着地している。米エヌビディア<NVDA>の決算発表を前に様子見ムードも漂うなか、下値では押し目買いや空売り買い戻しの動きが目立つ。取引時間中に外国為替市場でドル高・円安方向に振れたこともハイテクセクターを中心にポジティブに作用した。ただ、個別株は値下がり銘柄数が値上がり数を上回る状況で、TOPIXはマイナス圏で引けた。

 個別ではニコン<7731.T>がストップ高に買われる人気。ディスコ<6146.T>、アドバンテスト<6857.T>など半導体製造装置関連が活況高の様相をみせているほか、中外製薬<4519.T>が商いを伴い大幅高。アステリア<3853.T>も荒い値動きながら大きく水準を切り上げている。マネックスグループ<8698.T>も大幅上昇した。ブイキューブ<3681.T>が急騰、NJS<2325.T>も値を飛ばした。半面、売買代金トップのサンリオ<8136.T>が安く、川崎重工業<7012.T>も売られた。古河電気工業<5801.T>も軟調。ACCESS<4813.T>が急落、サイボウズ<4776.T>の下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS

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