午前:債券サマリー 先物は反発、自律反発狙いなどの買い流入
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21日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。自律反発狙いの買いに加え、前日の米長期債相場が小幅ながら続伸(金利は低下)したことを手掛かりにプラス圏で推移した。 20日に実施された米20年債入札が堅調な結果となったことを受け、同日の米長期金利が低下した流れが東京市場に波及。債券先物は前日まで8日続落していた反動もあり、朝方には137円69銭まで上伸する場面があった。ただ、22日にはカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でパウエルFRB議長が講演する予定とあって積極的には動きにくく、朝方の買いが一巡したあとは上げ一服商状。日経平均株価の下落が安全資産とされる債券の支えとなったものの上値の重さは否めなかった。なお、きょうは財務省による流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が実施される。 午前11時の先物9月限の終値は、前日比9銭高の137円61銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.005%低い1.600%で推移している。 出所:MINKABU PRESS