午前:債券サマリー 先物は続伸、株安を手掛かりに切り返す

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市況

 29日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。前日終値と同値で寄り付いたあとに軟化する場面があったものの、日経平均株価の続落を手掛かりとした買いが徐々に優勢となった。

 米国と欧州連合(EU)が27日に貿易交渉で合意し、米関税政策を巡る不透明感が後退するなか、前日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが円債の重荷となった。ただ、債券先物は前週末にかけて値を下げた反動買いが続いたことから下値は限定的で、午前9時40分すぎに137円75銭をつけたあとは切り返し。国内政治の不透明感から債券を選好する動きもあり、午前の高値で取引を終えた。なお、きょうは財務省による2年債入札が実施される。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比8銭高の137円89銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.565%に上昇したが、その後は前日と同じ1.560%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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