東京株式(前引け)=小反落、半導体株など値を消すも値上がり銘柄多い

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市況

 9日前引けの日経平均株価は前営業日比11円39銭安の3万9677円42銭と小反落。前場のプライム市場の売買高概算は9億4648万株、売買代金概算は2兆1020億円。値上がり銘柄数は1344、対して値下がり銘柄数は247、変わらずは35銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方に買い優勢で始まり、日経平均は3万9900円台まで上昇したが、その後は上値が重くなりマイナス圏に沈む展開に。前日の米半導体株高を受け、同関連株の主力どころを中心に強い動きでスタートしたものの、その後は半導体セクターで値を消す銘柄が多くなった。ただ、それ以外では押し目買いや買い戻しが入り日経平均も抵抗力を発揮、結局前場は前日終値をわずかに下回る水準で着地している。個別では値上がり銘柄数が1300を超え、全体の83%を占めた。なお、TOPIXは小幅ながら上昇して前場の取引を終えている。

 個別ではキオクシアホールディングス<285A.T>が高く、ソフトバンクグループ<9984.T>もしっかり。オムロン<6645.T>が物色人気を集めた。ルネサスエレクトロニクス<6723.T>も買いが優勢。JCRファーマ<4552.T>が値上がり率トップとなり、パルグループホールディングス<2726.T>が急騰、GMOインターネット<4784.T>も大きく切り返している。半面、売買代金首位のディスコ<6146.T>が軟調、アドバンテスト<6857.T>も朝高後に値を消した。ソシオネクスト<6526.T>の下げが目立つ。三菱重工業<7011.T>、川崎重工業<7012.T>などが売りに押された。ファーストリテイリング<9983.T>も冴えない。西武ホールディングス<9024.T>、ハニーズホールディングス<2792.T>は大幅安。

出所:MINKABU PRESS

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