伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (7月8日記)
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日経平均株価は、昨晩のNYダウが下げた流れを映して、寄り付き値で下放れて始まる公算です。 2日の安値3万9444円を割れると、上値、下値を切り下げて、はっきりとした弱気の流れを示すことから、その後は、下げの流れを継続する可能性が大きくなります。 本日、3万9444円を割れるなら、その後は、6月30日までの急上昇の始点となる6月23日の安値3万8026円まで、一気に下げる動きになると考えられます。 なお、3万9444円が意識されているなら、本日は、3万9444円前後の値位置で下値を支えられて、すぐに上昇を開始して、昨日の終値3万9587円以上へ値を戻す動きになる公算です。 下値堅い動きになる場合、反発を開始した後、一気に値を戻す展開になると考えられます。 3万9444円前後に位置した場面で、価格がすぐに勢いの強い上昇の動きにならなければ、3万8026円まで下げる流れへ入っていると見ておきます。 情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend 【伊藤智洋 プロフィール】 1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。 株探ニュース