午前:債券サマリー 先物は続落、米金利上昇が影響

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市況

 3日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。前日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが影響し、午前9時50分すぎには138円96銭まで軟化する場面があった。

 米長期金利の上昇は、英国の財政不安を背景に英国債利回りが上昇した流れが波及したほか、米上院が前日にトランプ大統領の看板政策を盛り込んだ大規模な減税・歳出法案を可決したことで米財政悪化が懸念されたため。円債にとって米英の債券安が重荷となったことに加え、参院選を前に各党の主張が財政拡張に傾いていることも売りにつながった。ただ、この日に実施される30年債入札は、超長期債への需要を占う意味で市場参加者の関心が高く、結果発表を見極めたいとして下値は限定的だった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比9銭安の139円03銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.015%高い1.440%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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