株価指数先物【昼】 狭いレンジでスキャルピング中心のトレード
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日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の3万9760円(-0.07%)前後で推移。寄り付きは3万9760円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9715円)にサヤ寄せする形から、やや売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後につけた3万9670円を安値に押し目狙いのロングが優勢となり、中盤にかけて3万9870円とプラス圏を回復する場面もみられた。ただし、積極的な上値追いの流れにはならず、終盤にかけては3万9680円~3万9760円辺りでの推移となった。 米国市場の流れを引き継ぐ形から指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われたことで、日経225先物は売り一巡後にロングを誘う形になったようだ。ボリンジャーバンドの+1σ(3万9450円)が支持線として意識されており、ショートを仕掛けにくくさせている。もっとも、上値も限られており、オプション権利行使価格の3万9625円から3万9875円での狭いレンジでの推移であり、スキャルピング中心のトレードにとどまっている。 NT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇した。200日移動平均線(14.04倍)を上回っての推移であり、小動きではあるがNTショートを巻き戻す動きに向かわせているようだ。日経平均株価は膠着感の強い値動きであるが、東京エレクトロン<8035>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、ファーストリテイリング<9983>[東証P]がプラス圏で推移しており、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせそうだ。 株探ニュース