東京株式(前引け)=小幅安、半導体など買われるも様子見ムードで上値重い
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3日前引けの日経平均株価は前営業日比29円85銭安の3万9732円63銭と小幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億5323万株、売買代金概算は2兆1271億円。値上がり銘柄数は660、対して値下がり銘柄数は906、変わらずは60銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は様子見ムードの強い地合いで、日経平均は前日終値をはさんだ狭いゾーンでのもみ合いとなった。鉄鋼セクターが高いほか、半導体関連の主力株が買いを集め全体指数の上昇に貢献しているが、業種別にみると33業種中22業種が下げるなど、リスク選好の地合いとは言えない状況。トランプ関税の成り行きを見極めたいとの思惑や、日本時間今晩の6月の米雇用統計発表を控え、積極的に上値を買い進む動きはみられない。結局、日経平均は小幅マイナス圏で前場の取引を終えている。前場の売買代金は2兆1000億円あまりと低調だった。 個別ではレーザーテック<6920.T>、ディスコ<6146.T>など半導体製造装置関連大手が総じて強い動きで、フジクラ<5803.T>も堅調。ソシオネクスト<6526.T>も上昇した。トヨタ自動車<7203.T>がしっかり、三菱商事<8058.T>が値を上げ、日本製鉄<5401.T>も高い。メイコー<6787.T>が大幅高、古河機械金属<5715.T>の物色人気も目立つ。ミネベアミツミ<6479.T>も値を飛ばした。半面、良品計画<7453.T>が大幅安、ソフトバンクグループ<9984.T>も売りに押された。三菱重工業<7011.T>、IHI<7013.T>も冴えない。フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>が値下がり率トップに売り込まれた。シンフォニア テクノロジー<6507.T>、日本ハム<2282.T>なども大きく水準を切り下げた。 出所:MINKABU PRESS