【↓】日経平均 大引け| 3日続落、半導体関連株などに利益確定売り (5月16日)
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日経平均株価 始値 37,748.58 高値 37,786.43 安値 37,479.21 大引け 37,753.72(前日比 -1.79 、 0.00% ) 売買高 19億5178万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆4706億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は1円安と小幅に3日続落、一時270円超の下落に 2.前日の米国市場はハイテク株が軟調でナスダック指数は安い 3.一時144円90銭台へ円高進行、半導体関連株などが軟調 4.ディスコやアドテストが安く、トヨタやソニーGが値を下げる 5.三菱UFJや三菱重が買われ、サイバーやJフロントが急伸する ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比271ドル高と3日ぶりに反発した。米長期金利の低下でディフェンシブ株を中心に買いが優勢となった。 東京市場では、日経平均株価は小幅に3日続落。為替の円高を背景に値を下げる展開となったが、後場には値頃感からの買いが流入し下げ渋る動きとなった。 前日の米株式市場では、長期金利の低下を背景にNYダウが反発したものの、ハイテク株は軟調でナスダック指数は下落した。これを受けた東京市場は値を下げてスタート。一時1ドル=144円90銭台に円高が進行したことを受け、日経平均は午前10時過ぎに270円を超える下げとなり3万7400円台まで下落した。半導体関連株などに利益確定売りが膨らんだ。内閣府が寄り前に発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP)は前期比年率で0.7%減となったことも警戒された。ただ、売り一巡後は下値を拾う動きが強まり、下げ渋る展開。日経平均は後場に入り一時プラス圏に浮上した。週末で積極的な売買が見送られるなか、大引けにかけ一進一退が続き、結局小幅安で取引を終えた。 個別銘柄では、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>が安く、トヨタ自動車<7203>やソニーグループ<6758>が下落した。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やりそなホールディングス<8308>が軟調で、楽天グループ<4755>や三井E&S<7003>も値を下げた。日本郵政<6178>や富士フイルムホールディングス<4901>も売られた。 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>が高く、アシックス<7936>やディー・エヌ・エー<2432>が値を上げた。任天堂<7974>やファーストリテイリング<9983>、信越化学工業<4063>が買われ、サイバーエージェント<4751>やJ.フロント リテイリング<3086>が急伸した。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、コナミG <9766>、クレセゾン <8253>、KDDI <9433>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約128円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、リクルート <6098>、SBG <9984>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約174円。 東証33業種のうち上昇は21業種。上昇率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)海運業、(3)金属製品、(4)医薬品、(5)その他製品。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)化学、(3)精密機器、(4)不動産業、(5)ガラス・土石。 ■個別材料株 △ミーク <332A> [東証G] MVNE関連の伸長で今期最終利益11%増を計画。 △Lクリエイト <352A> [東証G] ピラティス人気に乗り業績急拡大トレンド。 △電算 <3640> [東証S] 自治体DXニーズ追い風に今期は連続最高益・大幅増配を計画。 △インフォネット <4444> [東証G] 今期2ケタ増収増益予想でインパクトある株主優待制度新設を材料視。 △化工機 <6331> [東証P] 配当水準の大幅な引き上げを好感。 △コンヴァノ <6574> [東証G] 今期最終利益4倍・6期ぶり最高益計画で好感。 △ピアラ <7044> [東証S] 1~3月期売上高5割増で年間3万6000円相当の株主優待がサプライズ。 △コプロHD <7059> [東証P] 今期は連続最高益更新で中期計画の目標引き上げ。 △スマイルHD <7084> [東証G] 株主優待制度の導入を好感。 △ブシロード <7803> [東証G] 今期上方修正と優待拡充を好感。 ▼Schoo <264A> [東証G] 顧客獲得など計画下回り今期下方修正。 ▼野村マイクロ <6254> [東証P] 26年3月期減収減益・減配へ。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)GDO <3319>、(2)化工機 <6331>、(3)テクノプロH <6028>、(4)明治電機工業 <3388>、(5)PAコンサル <4071>、(6)メドピア <6095>、(7)Jフロント <3086>、(8)コプロHD <7059>、(9)サイバー <4751>、(10)東和薬品 <4553>。 値下がり率上位10傑は(1)ラックランド <9612>、(2)ソースネクス <4344>、(3)野村マイクロ <6254>、(4)ダイコク電 <6430>、(5)チェンジHD <3962>、(6)オプティム <3694>、(7)日電子 <6951>、(8)UMCエレ <6615>、(9)オーケストラ <6533>、(10)TREHD <9247>。 【大引け】 日経平均は前日比1.79円(0.00%)安の3万7,753.72円。TOPIXは前日比1.49(0.05%)高の2,740.45。出来高は概算で19億5178万株。東証プライムの値上がり銘柄数は858、値下がり銘柄数は705となった。東証グロース250指数は713.84ポイント(5.20ポイント高)。 [2025年5月16日] 株探ニュース