午前:債券サマリー 先物は反発、米金利低下や日銀の早期利上げ観測後退で
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28日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。米長期金利の低下が追い風となったほか、日銀の早期利上げ観測が後退していることが相場を押し上げた。 米中貿易摩擦の緩和期待などを背景に投資家心理が改善するなか、債券先物は売り優勢でスタートした。ただ、前週末の米長期債相場が4日続伸(金利は低下)したことが下支えとなり、先物は前週末比12銭安の140円31銭で寄り付いたあとは切り返し。日本経済新聞やブルームバーグ通信が「日銀は4月30日~5月1日に開く金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決める公算が大きい」と報じたことも債券買いにつながり、前引け間際には140円61銭まで上伸する場面があった。 午前11時の先物6月限の終値は、前週末比16銭高の140円59銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末に比べて0.015%低い1.320%で推移している。 出所:MINKABU PRESS