東京株式(前引け)=大幅続落、米ハイテク株安受けリスクオフ加速
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26日前引けの日経平均株価は前営業日比423円75銭安の3万7814円04銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億6459万株、売買代金概算は2兆1476億円。値上がり銘柄数は303、対して値下がり銘柄数は1297、変わらずは40銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売り圧力が止まず、日経平均株価は400円を超える下げで前場の取引を終えている。前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が大幅安で下値模索を続けたことから、東京市場でも投資家のセンチメントが一段と悪化し、主力株を中心に買いが手控えられた。特に半導体関連の下げが目立ち、全体指数を押し下げている。米国では経済の減速を示唆する指標が相次ぐ一方、インフレへの警戒感が拭えず、リスクオフムードが強まっている。トランプ政権下での関税強化に対する懸念もくすぶっている。足もとでリスク許容度の低下した海外機関投資家などが日本株に売りを出しているとみられる。値下がり銘柄数は全体の8割を占めた。 個別ではきょうも売買代金トップのディスコ<6146.T>の下げがきついほか、東京エレクトロン<8035.T>の下落が際立っている。ソフトバンクグループ<9984.T>が安く、任天堂<7974.T>も売られた。三菱商事<8058.T>、伊藤忠商事<8001.T>など総合商社も利食われた。中低位株ではgumi<3903.T>が急落、アンビスホールディングス<7071.T>も大幅安。半面、フジクラ<5803.T>が底堅さをみせ、資生堂<4911.T>が堅調。イオン<8267.T>が買われ、オリエンタルランド<4661.T>も頑強。三菱地所<8802.T>なども強い動き。JPホールディングス<2749.T>が急騰し値上がり率首位に。TIS<3626.T>、ユーグレナ<2931.T>なども値を飛ばした。 出所:MINKABU PRESS