東京株式(大引け)=312円安と4日ぶり反落、円高警戒し利益確定売り優勢に
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14日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反落。円高が進行するなか、利益確定売りが優勢となり全体相場は軟調に推移した。 大引けの日経平均株価は前日比312円04銭安の3万9149円43銭。プライム市場の売買高概算は20億3450万株。売買代金概算は4兆9570億円となった。値上がり銘柄数は473と全体の約28%、値下がり銘柄数は1116、変わらずは51銘柄だった。 前日の米国市場は、長期金利の低下などが好感されNYダウは342ドル高と反発した。その一方、為替相場は日米金利差縮小を警戒し円高が進んだ。これを受け、日経平均株価は小幅安でスタート。朝方には一時プラス圏に転じる場面があったが、午前10時頃には1ドル=152円台半ばへ円高が進行したことを嫌気し、前場は軟調に推移した。後場に入ってからも週末要因に加え、前日までの3日間で日経平均株価が600円超上昇していたことから利益確定売りが膨らみ300円を超える下落となった。17日は米国がプレジデントデーで休場となることも手控え要因に働いた。株価指数オプション2月物の特別清算指数(SQ)値は3万9432円64銭だったとみられている。 個別銘柄では、フジクラ<5803.T>やIHI<7013.T>、三菱重工業<7011.T>が安く、アドバンテスト<6857.T>や東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>が値を下げた。トヨタ自動車<7203.T>やリクルートホールディングス<6098.T>が安く、SMC<6273.T>が売られた。任天堂<7974.T>やキーエンス<6861.T>も下落した。 半面、ソニーグループ<6758.T>やソフトバンクグループ<9984.T>が高く、レーザーテック<6920.T>や日立製作所<6501.T>が堅調。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>やみずほフィナンシャルグループ<8411.T>がしっかり。フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>やアシックス<7936.T>が買われ、経営統合の打ち切りを発表したホンダ<7267.T>や日産自動車<7201.T>は買い優勢で上昇した。 出所:MINKABU PRESS