午前:債券サマリー 先物は反落、FOMCを受けた米債券安が影響

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市況

 19日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢を受け、18日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが国内債に影響した。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続の利下げが決まったものの、あわせて公表されたFOMC参加者の政策金利見通し(ドットチャート)では2025年の利下げ回数が2回と9月の前回見通しから半減。今後の利下げペースが鈍化する可能性が示唆されたことから米長期金利は約7カ月ぶりの水準に上昇し、この流れが東京市場に波及した。ただ、日銀金融政策決定会合の結果と植田和男総裁の記者会見を控えて一段とは売り込みにくく、債券先物は朝方に141円87銭まで軟化したあとは下げ渋った。

 午前11時の先物3月限の終値は、前日比28銭安の142円10銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.095%(前日に比べ0.030%の上昇)をつけ、午前11時時点では1.085%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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