東京株式(大引け)=224円高と3日続伸、ファストリ大幅高が相場けん引

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市況

 11日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸。前日に好決算を発表したファーストリテイリング<9983.T>が大幅高となり全体相場をけん引した。

 大引けの日経平均株価は前日比224円91銭高の3万9605円80銭。プライム市場の売買高概算は15億7950万株。売買代金概算は3兆7755億円となった。値上がり銘柄数は503と全体の約31%、値下がり銘柄数は1086、変わらずは56銘柄だった。

 米9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことが警戒され、前日のNYダウは57ドル安と下落した。ただ、東京市場では下値を拾う動きは強く、日経平均株価は値を上げてスタート。なかでも決算内容が好感されたファストリは大幅高となり、日経平均株価を大幅に押し上げた。半導体関連や銀行株なども高い。明日からの3連休を前に様子見姿勢も強まり、後場は高値圏での一進一退が続いた。株価指数オプションとミニ日経平均先物10月物の特別清算指数(SQ)値は3万9701円93銭だったとみられている。

 個別銘柄では、アドバンテスト<6857.T>やディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>が高く、三菱重工業<7011.T>や川崎重工業<7012.T>が値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、東京海上ホールディングス<8766.T>もしっかり。フジクラ<5803.T>や竹内製作所<6432.T>、SHIFT<3697.T>、ベイカレント<6532.T>が買われた。

 半面、レーザーテック<6920.T>やソフトバンクグループ<9984.T>が安く、トヨタ自動車<7203.T>や日本郵船<9101.T>、ソニーグループ<6758.T>が値を下げた。今期業績予想の下方修正を発表したセブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が下落した。

出所:MINKABU PRESS

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