27日の株式相場見通し=続伸、欧米株高を受けリスク選好続く

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市況

 27日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買いが続き、日経平均株価は大幅続伸となりそうだ。フシ目の3万9000円台を大きく回復する可能性が高い。前日の欧州株市場はほぼ全面高商状となり、独DAXは史上最高値を更新、仏CAC40なども2.3%高と上げ幅が大きくなっている。中国が26日に打ち出した追加の景気刺激策が好感されており、日本や中国、香港などアジア株の大幅上昇を受け、リスク選好ムードが高まった。一方、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇した。また、機関投資家がベンチマークとして重視するS&P500指数は史上最高値を更新している。この日に発表された米新規失業保険申請件数が市場の事前コンセンサスを下回ったことで、労働市場が懸念するほど弱くはないとの見方が広がった。また、個別株では中国関連である建設機械最大手のキャタピラー<CAT>などが上昇しダウ押し上げに貢献した。東京市場では前日に日経平均が大きく水準を切り上げ、1000円を超える上昇で高値引けとなったが、欧米株高を受け引き続き上値を指向する展開が予想される。外国為替市場では一時1ドル=145円台までドル買いが進むなど円安に振れていることも追い風となる。きょうは、午後に自民党総裁選の投開票が行われるが、その結果次第では不安定な値動きとなることも考えられるが、終始リスクオンの流れは維持されそうだ。

 26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比260ドル36セント高の4万2175ドル11セントと反発。ナスダック総合株価指数は同108.086ポイント高の1万8190.291だった。

 日程面では、きょうは9月の都区部消費者物価指数(CPI)、7月の景気動向指数改定値など。また、午後1時から自民党総裁選の投開票が行われる。海外では1~8月期の中国工業企業利益、8月の米個人所得・個人消費支出、PCEデフレーター、9月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・確報値)も発表される。

出所:MINKABU PRESS

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