米外為市場サマリー:強い米経済指標を受け一時145円20銭台に上伸
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26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円81銭前後と前日に比べて6銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円86銭前後と同70銭程度のユーロ高・円安だった。 この日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が約4カ月ぶりの低水準となったほか、8月の米耐久財受注は市場予想を上回った。また、4~6月期の米実質国内総生産(GDP)確定値は、改定値からの変更はなかったものの年率換算で前期比3.0%増と成長が確認された。強い米経済指標を背景に米長期金利が上昇したことから日米金利差の拡大が意識され、ドル円相場は一時145円20銭台と4日以来のドル高・円安水準をつけた。ただ、27日に行われる自民党総裁選の投開票を前に一方向には持ち高を傾けにくく、徐々に上値が重くなった。一方、今週に入って中国の景気刺激策の発表が相次いでいることなどを手掛かりに、リスクオンのユーロ買いが目立った。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1177ドル前後と前日に比べて0.0045ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS