東京株式(前引け)=小反発、売り買い交錯で方向感見えにくい地合い

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市況

 10日前引けの日経平均株価は前営業日比28円47銭高の3万6244円22銭と小反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億3887万株、売買代金概算は1兆8382億円。値上がり銘柄数は1017、対して値下がり銘柄数は560、変わらずは65銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は方向感の見えにくい地合いで、日経平均は前日終値近辺での上下動となり、マイナス圏で推移する場面もあった。前日の欧米株市場は総じて堅調で、NYダウは一時650ドルあまりの上昇でフシ目の4万1000ドル台を回復する場面もあった。外国為替市場でも足もとの円高が一服していることで、東京市場では輸出セクター中心に追い風が意識される局面にある。ただ、現地時間10日に米大統領選の候補者によるテレビ討論会が予定されるほか、11日には8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、積極的に上値を買う動きはみられない。相対的に大型株よりも中小型株を物色する動きが目立っている。

 個別では東京エレクトロン<8035.T>が高く、ソフトバンクグループ<9984.T>もしっかり。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクが高く、ソニーグループ<6758.T>も堅調。リクルートホールディングス<6098.T>が上値追い。ビューティガレージ<3180.T>が値を飛ばし、アルトナー<2163.T>も大幅高。半面、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が軟調、第一三共<4568.T>は大幅安に売られた。ファーストリテイリング<9983.T>も冴えない。リズム<7769.T>が急落、コーセー<4922.T>などの下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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