東京株式(前引け)=続伸、朝安後下げ渋り前引け間際に上昇転換

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市況

 8日前引けの日経平均株価は前営業日比58円48銭高の3万5148円10銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は12億237万株、売買代金概算は2兆7055億円。値上がり銘柄数は1055、対して値下がり銘柄数は545、変わらずは45銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は引き続き荒い値動きが続いている。朝方は広範囲に売り優勢で始まり、日経平均は一時880円あまりの大幅安となったが、その後は下げ渋る展開となり前引け時点では小幅ながらプラス圏に切り返した。追い証発生に伴う投げ売りの一巡で上値が軽くなり、空売り筋の買い戻しなどで浮揚力が働いている。値上がり銘柄数が1000を超え値下がり銘柄数を大きく上回った。前場の売買代金は2兆7000億円強とやや減少傾向にあるものの高水準が続いている。

 個別ではレーザーテック<6920.T>が売買代金トップとなりストップ高カイ気配に買われた。ソニーグループ<6758.T>がしっかり、ファーストリテイリング<9983.T>も堅調。ニトリホールディングス<9843.T>が大きく上値を追ったほか、東京海上ホールディングス<8766.T>も上昇した。ミガロホールディングス<5535.T>はストップ高カイ気配、ニッパツ<5991.T>も急騰。半面、ディスコ<6146.T>が安く、アドバンテスト<6857.T>も軟調、ソフトバンクグループ<9984.T>も冴えない。太陽誘電<6976.T>が急落、SUMCO<3436.T>は下落率トップに売り込まれた。資生堂<4911.T>はストップ安。

出所:MINKABU PRESS

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