東京株式(前引け)=反発、買い一巡後は伸び悩む

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市況

 27日前引けの日経平均株価は前営業日比112円85銭高の3万8758円96銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億9495万株、売買代金概算は1兆7559億円。値上がり銘柄数は792、対して値下がり銘柄数は801、変わらずは56銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は半導体主力株のほか、海運株や電力株などを中心に幅広く買い戻す動きが優勢となった。前週末の米国株市場で過度なインフレ懸念の後退からハイテク株などを中心に買い直されたことから、その流れを引き継ぐ格好に。ただ、買い一巡後に日経平均は伸び悩む展開となっている。日本時間今晩の米国株市場がメモリアルデーに伴い休場となることで、海外投資家の買い意欲が細っており、ポジション調整の売りが顕在化した。3万8700円を下回る水準では買い注文が厚く、前引けにかけて締まる形となったが、個別株は値下がり銘柄数の方が値上がりより若干多くなっている。

 個別ではディスコ<6146.T>が大商いで上値を伸ばしたほか、ソシオネクスト<6526.T>も売買代金を伴い大幅高。ルネサスエレクトロニクス<6723.T>も活況高となった。川崎汽船<9107.T>、日本郵船<9101.T>など海運株が高い。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクもしっかり。ミガロホールディングス<5535.T>、インフォコム<4348.T>などが値を飛ばした。半面、TOWA<6315.T>が利食われ、ソニーグループ<6758.T>も軟調。キーエンス<6861.T>、HOYA<7741.T>も下値を探った。コーエーテクモホールディングス<3635.T>は急落、ストライク<6196.T>も大幅安。

出所:MINKABU PRESS

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